記事タイトル:[教科書名]管理人からのごあいさつ 


書き込み欄へ  ヘルプ
お名前: 秋月 康夫    URL

  この掲示板を設置したのは、ばばなさんのホームページの 掲示板「みんなでおしゃべり」でのやりとりがきっかけです。

  日本語の教科書は、最近、とても数も種類も多くなってきました。 私は韓国で教えていますが、私のいるような地方都市の本屋でも、何 種類もの教科書が置かれていて、日本で出版されたものも、数ヶ月も たたずに翻訳されて、手にはいるようになっています。

  そうは言うものの、実際に日本語学校でメインテキストを決めよ うとすると、帯に短したすきに長しで、その学校の要請にぴったり合 ったものを見つけるのには苦労するというのも現状です。

  市販の教科書が、それを使おうとする現場の要請で作られている わけではない以上、理想のものではありえないのは当たり前ですが、 現実に自作教材だけで授業を進めている学校や教師も多くはないでし ょう。いずれにせよ、市販の教科書とのつきあいは続けていかなけれ ば行けないわけで、それなら、教科書との上手なつきあい方を考えて みようということが、この掲示板設置にあたっての最初の問題意識で す。 それに、自前の教科書を作る際もこういう議論は有意義になるでしょう。

  それから、「みんなでおしゃべり」にも書いたことですが、実際 に教科書を使っている日本語学校の現場などでは、えてして、教科書 に対する議論が、即、カリキュラムや学校の方針への批判につながり かねない面があるし、そこまでいかなくても、教科書に対する新しい 教材の採択をめぐるつなひきとして意識されかねないことが多々あり ます。

  個人的なことですが、私はどちらかというと新しもの好きで、教科書を 変えたがるほうではないかと自分では思っているのですが、そのせいか、他 の反対の意見の方の発言を、どうしても、「いろいろと理屈をつけていって いるけれども、本音のところでは、今まで使って慣れてきた教科書を変えた くないだけなんじゃないか」というふうにうがった眼で見てしまうというこ とがありました。そんなこともあって、これまで、立場上、講師の採用の場 面に立ち会うことも多かったのですが、そういう時、私は、「それまでどの ような教科書を使ってきたか(その学校の教科書に慣れているか)」という ことよりも、「新しい教科書が与えられてもそれに適応していける能力があ るか」というところを重視していました。正直に言うと、教科書について批 判することが、自分がその教科書を使いこなせない言い訳のように聞こえる のがいやで、自分ではそういう議論を避けてきたところがあります。
  しかし、そうはいっても、一つの教科書を使い続けて、その長所も短所 も知り尽くして、自分の教え方を開発してきた先生の力は大したものです。 そういう先生がたには、それだけの努力と経験に裏打ちされた力があるので すから、教科書自体の改善や、よりよい教科書の選択や、新しい教科書での 授業にもその力が生かせるはずだと思います。   「それまでと同じ教科書で同じ教え方をしたい」ということにこだわる 先生もたしかにいらっしゃるのですが、教科書に自分を合わせないで、自分 に教科書をあわせようと考えたら、一つや二つ、教科書に改善してもらいた いことも出てくるはずです。言ったからと言ってすぐに変わるわけではない けれども、そんな声をどこかに集めておけば、何かの役に立つとは思われな いでしょうか。
  ところで、このインターネットの掲示板という場は、実際の学校 の授業とは切り離された場です。ですから、そういうことを気にせず に、率直に思っていることをいい、学校でどの教科書を使うかに関係 なく、参加者が平等な立場で意見を述べ合うことができるような気が します。

  たとえ議論に発展しなくても、だれかの書き込みは、必ずそれを 読んだ別の人にとって、何かの役に立つはずです。だから、気楽に、 好きなときに参加して、思ったことをそのまま書いていただきたいと 思います。それから、書きっぱなしで議論から逃げることも含めて、 自由ということにしておきたいと思います。してもらっては困ること は、いちおう、入り口のページに「注意事項」を掲げて おきましたので、参照してください。その他のことは、今後もし、必 要があれば、ルールにして定めていけばいいと思っています。

  では、こんごの書き込みをお待ちしております。どうか、よろし くお願いします。

  

[1998/03/28 14:42:39]

このテーマについての発言をどうぞ。
氏名
E-mail URL



記事一覧に戻る