メイ : おふろ
さつき : うん。… いないね
おとうさん : そこは おふろだよ
さつき : おとうさん ここに なにか いるよ
おとうさん : リスかい?
さつき : わかんない。ゴキブリでもない、ネズミでもない、くろいのが
いっぱい いたの
おとうさん : ふん
さつき : どう?
おとうさん : これは “まっくろくろすけ”だな
さつき : “まっくろくろすけ”? えほんに でてた?
おとうさん : そうさ。こんな いい お天気に おばけなんか でるわけないよ。
あかるいところから きゅうに くらいところに はいると
めが くらんで “まっくろくろすけ”が でるのさ
さつき&メイ: そうか。“まっくろくろすけ”でておいで。でないと めだまを
ほじくるぞ
おとうさん : さあ しごと しごと
にかいの 階段は いったい どこに あるでしょうか
さつき : へえ
おとうさん : 階段を みつけて にかいの まどを あけましょう
さつき : はい
メイ : あ、メイも
メイ : お便所
さつき : あれ
あれ
メイ : あれ
さつき : あれ
メイ : あれ
さつき&メイ: あれ、ハハハ
さつき : ない
メイ : ない
さつき : あ、メイ、あったよ。…まっくろだね
メイ : “まっくろくろすけ”!
メイ : はあ、あ、ドングリ
さつき&メイ: “まっくろくろすけ”でておいで! … わ!…
さつき : “まっくろくろすけ”さん いませんか
さつき : おとうさん やっぱり このうち なにか いる
おとうさん : そりゃ すごいぞ。おばけやしきに すむのが こどもの ときから
おとうさんの ゆめだったんだ
さつき : あ たいへん!
メイ : とった!! おねえちゃん!!
おとうさん : メイ!
おばあさん : ハハハ、元気だね!
おとうさん : この うちを 管理されてる となりの おばあちゃんだよ.
応援に きてくださったんだ.
さつき : さつきに いもうとの メイです。こんにちは。
おばあさん : はい,こんにちは。かしこそうな子だよ。 こんなに いそぎでなきゃ
うちの ていれも しといたんだけんど
おとうさん : ハハ, これで じゅうぶんですよ.
おばあさん : いまじぶんは たんぼが いそがしくって
ふでも ときどき 掃除は しといたんだ
さつき : メイ、て、まっくろじゃない! どうしたの.
メイ : まっくろ くろすけ にげちゃった.
さつき : あ, メイの あし。あ、わたしのも まっくろ
おばあさん : おほ, いや いや いや いや いや,うん,こりゃ すすわたりが でたな
さつき : すすわたり?
すすわたりって こんなんで ザワザワって うごくもの?
おばあさん : ほんだ。だれも いない ふるい うちに わいて そこらじゅう
すすと ほこりだらけに しちゃうのよ。ちいちぇえころには
わしにも みえたが、そうか、あんたらにも みえたんけ
おとうさん : そりゃ 妖怪ですか
おばあさん : あ、そったら おそろしげなもんじゃねえよ。にこにこしとれば
わるさは しねえし、いつのまに いねくなっちまうんだ
いまごろ てんじょううらで ひっこしの 相談でも
ぶってんのかな
さつき : メイ、みんな にげちゃうってさ
メイ : つまんない
さつき : だって こんなの でてきたら どうするの
メイ : メイ,こわくないもん!
さつき : あら, じゃ よるになっても お便所 いっしょに いってやんない
おばあさん : エッヘヘヘヘ!