メイは川でオタマジャクシを見つけました。
メイは、オタマジャクシを手で捕ろうとしましたが、とれません。そこで、バケツで捕ろうと思って、井戸のところへバケツを探しに行きました。
井戸のところで、メイはバケツをみつけましたが、そのバケツは底がぬけていました。
底のぬけたバケツをとおして地面をみると、そこにドングリがありました。メイは、バケツを捨てて、ドングリを拾いました。すると、目の前にまた、ドングリがあります。そのドングリを拾うと、また目の前にドングリが…。メイは、次々と目の前にドングリをみつけては、拾っていきました。
両手の中いっぱいにドングリを入れたメイは、草むらの中で、何か白いものが動いているのをみました。その白いものは、メイの方へ動いてきて、草むらを出ました。それは小さくて白い変な動物で、草の上に見えていたのは、その動物の耳だったということがわかりました。
白い動物はメイの前を通りすぎて、歩いていきました。メイは、その動物の後をついていきました。
メイがついてくることに気がついた白い動物は、自分の姿を消したので、急に見えなくなりました。メイがびっくりして、姿が消えたあたりをみていると、しばらくして、白い動物は、それよりも少し先のところに現れました。
そこで今度は、メイは走ってその動物を追いかけました。その動物も、今度は走って逃げました。そして、その動物は縁の下にかくれました。メイが縁の下をのぞくと、その動物が反対側の出口へ行こうとしているのが見えたので、メイは、縁の下の反対側の出口へ先回りしてその動物が出てくるのを待ちかまえようとしました。
すると、メイのそばをちょうちょが飛んできて、花にとまって、また帰っていきました。それと同時に、メイの後ろを、さっきの白い動物と、それより少し大きくて袋をかついだ青い動物が、メイに気づかれないようにそっと歩いて帰ろうとしました。
ところが、青い動物が、かついでいた袋からドングリを落としてしまい、音がしたので、メイが振り返って、動物たちは見つかってしまいました。動物たちは、また走って逃げ出し、メイもまた走って追いかけました。
動物たちは草むらの中に逃げ込みました。それを追いかけて行ったメイは、草むらに衝突してしまいましたが、草むらの下にトンネルがあるのに気がつきました。そのトンネルをとおって、メイは動物たちを追いかけました。草のトンネルを通ってずっと追いかけていくと、いつのまにか大きなクスノキの下にたどり着きました。白い動物と青い動物は、クスノキの中にある洞穴にかくれました。メイは、動物たちを見失いましたが、クスノキの洞穴の入り口にドングリが落ちているのを見つけて、それを取ろうとした拍子に、洞穴に落ちてしまいました。
洞穴に落ちたメイは、しばらく目を回していましたが、気がつくと、そこにはチョウチョが舞っていて、大きな動物が寝息をたてて寝ていました。