|   |
このページは (月刊日本語 presents)に きんちょが投稿した記事のログを投稿者本人が保存したものです。 このサイトには きんちょの投稿しか おいてありません。 以下のリンク、および、ログのなかにあるリンクは もとの掲示板に つながっていますので、おまちがいのないように ご注意ねがいます。 |
| 記事検索|ツリー状に表示|タイトル&コメント一覧 | |
| Article #: 2243 (Res to #2233) Entry Date: 99/11/25 21:27:37 | |
| |
きんちょ |
| | Re:Re:Re:使役形「においをさせる」に関する質問 |
| | 与之さん、こんばんは。コメント、ありがとうございました。簡単に おこたえさせていただきます。わたしが理解する「使役」という概念は、自分の意志をもち、自立して動作をおこなえる主体が おこなう動作を、ほかの意志をもつ主体が強制したり、許可したり、容認したり、(ときには禁止することもできるのだという前提で)放置したり することなんだと おもうので、「においをさせる」に ついて いえば、意志のない「におい」の ようなものに対してまで「使役」という いいかたで整理してしまうことには 抵抗があります。たしかに、使役構文のアナロジーから生じた表現だと いうことは できますが、「容認・放任・放置」の意味に ちかいからといって、これを「使役文」に ふくめるのは、まずいのではないでしょうか。「本をならべる」とは いいますが、「本をならばせる」とは、いわないでしょう。もし、「においをさせる」までも、「使役文」だとするのなら、「本をならばせる」の ような文も、原理的につくれるということに なってしまうので、都合が わるいと おもうのです。たしかに、この例でも、「本をたてる」と「本をたたせる」に なると、「ならべる」と「ならばせる」ほど、ちがいが明確では なくなるかもしれません。このように、使役表現と 自動詞に対応する他動詞をつかう表現との境界は、くずれつつあるのかもしれません。でも、完全に くずれたとも いえないし、その混同の どあいも 単語によって、まちまちである以上、概念上の区別は、きちんとさせておいたほうが いいというのが、わたしの かんがえです。なお、他動詞ならば、かならず直接うけみ文が つくれるという おかんがえの前提には、かならずしも同意できません。それでは。 |
# of Responses: 1
| VALUE="Re: Re:Re:Re:使役形「においをさせる」に関する質問" | |