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| Article #: 6936 (Res to #6935) Entry Date: 01/02/17 20:26:58 | |
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きんちょ |
| | Re: テーマ別「中級から学ぶ日本語」23課 |
| | 「およそ…最悪」という いいかたが できないのかどうか、気になったので、Googleで しらべてみました。そのもの ずばり「およそ最悪」で検索したら17件ヒットしました。それらの例文をみると、この くみあわせ自体が よくないとは いいがたいと おもいます。たとえば、この学生さんの例文も、すこし いじって、
「三宅島の噴火はまだ続いている。およそ最悪の事態だ」 というのなら、文句はないところでしょう。それなのに、一文だけで そっけなく つなげてしまうと一見、非文にみえてしまうのは、なぜでしょうか。そこを追究していくと こたえが みえてくるのではないかと おもいます。 また、別の いいかたをすれば、じゅうぶんな文脈があれば、学生さんが作文した もとの文も、現実の発話として ありうる かたちなのではないでしょうか。その「文脈」をどのように つくるかというふうに かんがえをむけていくのも ひとつの方法だと おもいます。 以前にも のべたことが あるんですが、『中級からまなぶ日本語』という教科書の「使いましょう」は、短文完成という形式をとっているために、このような みかけ上 不自然な文が たくさん つくられるという宿命をかかえています。スマートな教科書なら、そういうことを事前に ふせぐ てだてをとっているわけですが、そういうことをなにもせずに、現場で いっしょに問題をかんがえようにさせるところが、この教科書の いいところでもあり、わるいところでも あるように おもいます。 わたし自身、かつて この教科書で おしえていたときに「非文をつくらせない」ようにするために学習者に、現実の発話のなかで けっして立証できないような「文法的」な「制約」をおしつけていたこと、すくなくとも おしつけることに加担していたことをいまになって ひどく反省しています。もちろん、それとともに、ある一文だけでは不自然に感じるというネイティブの感性を《適切に》つたえることは必要なのですが、それは「短文完成」という形式に こだわっていては不可能であり、ちがうアプローチをしていく必要があると いまは おもっています。 |
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