このページはにほんご喫茶室月刊日本語 presents)に きんちょが投稿した
記事のログを投稿者本人が保存したものです。
 このサイトには きんちょの投稿しか おいてありません。
以下のリンク、および、ログのなかにあるリンクは もとの掲示板に
つながっていますので、おまちがいのないように ご注意ねがいます。

  記事検索ツリー状に表示タイトル&コメント一覧

Article #: 6959 (Res to #6958) Entry Date: 01/02/21 21:51:29
From: きんちょ
Subject: Re: 「と」の用法
Message:  mayuさん、こんばんは。うまく おたすけできるかどうか わかりません。状況が わからないため、不必要なことまで かいてしまったかもしれませんが、ご投稿から感じたことをコメントさせていただきます。

       *   *   *

 たしかに、この ふたつが 例文として おなじ欄に ならべられていたら、学習者は とまどうでしょうね。1.の文は (すくなくとも形式的には)「過去」の事実と事実を つないでいますが、2.のほうは (すくなくとも主節のテンスに対する相対的なテンスとしては)「未来」に おこりうる事態を仮定しているわけですから。

   両者の用法が実は連続しているのだとして統一的な  「と」の説明をこころみることも、もちろん可能で
  しょう。それは すべての用法が理解できた ひとに
  対して、「たら」や「ば」との区別を説明するとき
  などは 有効なアイディアかもしれません。しかし、
  それぞれの用法を導入する際には そういう説明を
  もちこむのは有益ではないと わたしは おもいます。
  また、実際には「事実」であることを「と」の
  まえに あるときには「既定条件」と よんだりする
  ことがありますが、これは誤解をまねくので、
  学習者への導入にはつかうべきでないとおもいます。

 でも、これって読解教材の本文から ぬきだした文のように おもえるのですが、そうだとしたら、本文に でてきた「と」の用法を再確認させるということが ねらいなのではありませんか? たぶん初出ではないのでしょうから、本文のなかで きちんと解釈が できているのであれば あらためて くわしく説明する必要はないと おもいます。でも、せっかくですから、念のために 《おなじ「と」だけれども 用法は かなり ちがう》ということを教室で確認するのに この ふたつの文をつかってみては いかがですか? それぞれのタイプをつかって、ひとつずつ作文させるとかすると いいと おもいます。もちろん初出だったら 最初から もっと くわしく説明する必要が あるでしょうけれども。

 追記]マルつきの数字は機種依存文字なので、かきかえました。

# of Responses: 1

  1. "Re: Re: 「と」の用法" from mayu (01/02/21 22:30:12) #6960

VALUE="Re: Re: 「と」の用法"