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Article #: 6985 (Res to #6981) Entry Date: 01/02/26 16:43:07
From: きんちょ
Subject: 「」
Message:  昨日の疑問(AタイプとBタイプは、どうちがうのか)は、意外なところから回答と おもわれる かんがえかたをえることができました。以下、『認知言語論』(定延利之・大修館書店 2000)p.109からの引用です。

| ここで紹介している考えによれば、使役表現であるこ
| とと、他動詞であることは別ものであって、十分両立
| する。たとえば、たおすという動作は力が他者へ向か
| うので、「たおす」は他動詞である。そして、力を受
| けたモノが寝た状態へと必ず変化するので、「たおす」
| は使役の動詞である。というのは、モノの状態変化と
| いうプロセスがあるにもかかわらず、状態変化するモ
| ノを前景にせず、そのモノに働きかけた別のモノ(使
| 役主)を前景にしているからである。…【中略】…
| もっとも、すべての他動詞が使役を表すわけではな
| い。たとえば他動詞「なぐる」が表す動作は、対象の
| 状態を必ずしも変化させない。たとえば「トムをなぐ
| る」の場合、働きかけを受けるトムがその結果、倒れ
| る、死ぬなどの状態変化をおこすかどうかは確実では
| なく状況しだいであり、他動詞「なぐる」自体が意味
| するところではない。

# of Responses: 1

  1. "「他動詞」における《使役》性の有無" from きんちょ (01/02/26 16:54:45) #6986

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