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Article #: 7103 (Res to #7102) Entry Date: 01/03/17 19:09:47
From: きんちょ
Subject: 漢字と概念構成のための造語力について
Message:  「漢字の概念」というのが、いまひとつ わかりませ
んが、「わかちがき」そのものは 表音文字による表記を
よみやすくする工夫であって、わかちがきをしたからと
いって、それだけで ことばづかいが かわるわけでは
ありません。

 一方で、わたしたちの はなしことばの世界では、
はなしをしているときに とりわけ漢字を参照しながら
意味を理解しているわけでは ありません。現実に
漢字をひとつも しらなくても、漢字熟語をふくむ
日常会話で不自由しないひとは おおぜいいます。
ですから、かりに将来、漢字が つかわれなくなるような
ことが あったとしても、漢字熟語として形成された
語のうち、相当数は音声言語のなかで ひきつづき
つかわれるでしょうし、「不〜」「非〜」「〜的」
「〜化」などの、漢字に由来する造語法は、音声言語と
して のこりつづける可能性が おおいきいと わたしは
おもっています。

| カラオケとか、歌の世界は時として、全部ひらがな
| だったり、漢字が少ない世界です。

そうですか? 「希望(ゆめ)」とか「瞳(め)」とか、
よみに とまどう漢字表記が表現効果をねらって わざと
つかわれているという印象をもっていましたが……。

| 概念形成をどの様にするのかという点については
| まだまだ疑問点が多いです。

これは、漢字制限が緩和された現在でも、急な外来語の
増加の問題として あらわれている問題ではないで
しょうか。かつては漢字の造語力にたよって あたらしい
概念の形成をしていたのですが、それが はなしことばが
許容するオトの重複の限界をこえてしまったという
ところに この問題の原因があるのではないかと、
わたしは かんがえます。やまとことばの造語力を
よみがえらせることにも限界が あるでしょうが、
そういうことも ふくめて きいて わかる ことばの
概念構成は どう あるべきかということをかんがえて
いかなければならないと おもいます。
 概念構成のために漢字には いままで さんざん
おせわになってきました。わたしは そのことを否定
しません。この点で わたしは漢字に うらみがあるの
ではなく、むしろ これ以上 漢字に たよれなくなった
いま、漢字からの自立をしないと漢字も、はなしことばも
ともだおれしてしまう おそれを感じているのです。

# of Responses: 1

  1. "Re: 漢字と概念構成のための造語力について" from Izumi (01/03/18 18:23:45) #7109

VALUE="Re: 漢字と概念構成のための造語力について"