発言者: きんちょ
発言日: 01/06/23(Sat) 12:17
さきほどの投稿で、以下の部分なんですが、よく かんがえたら、学校文法でも「よう」「そう」「みたい」は「ようだ」「そうだ」「みたいだ」までで一単語ですね。さらに、辞書の みだしにしても、いわゆる形容動詞は「だ」をとった かたちが みだしになるけれども、これらは「助動詞」であるということで、「だ」をふくめて みだしに たてられています。
> 「のだ」については、「の」と かいただけ
> では文末でモダリティーをあらわす形式で
> あることが わかりにくく、「だ」「です」
> と むすびついたときに独特の機能を発揮す
> るので、「の」「ん」などとは かきにくく
> て「のだ」と かかれているだけです。日本
> 語教育では、「みたい」「よう」「そう」
> などというのも、「みたいだ」「ようだ」
> 「そうだ」というように表現されることが
> おおいわけですが、これをもって「みたい
> だ」は「みたいです」と ちがうと かんが
> える ひとが いないのと、おなじことです。
それでは、「みたいだ」で1単語だと、「みたいです」は どうなるのかという疑問が でてきます。学校文法では、「です」は1語の助動詞で、この ばあいには、「語幹につく」と説明されるわけです。「きれいです」も「きれいだ」という形容動詞の語幹「きれい」に、助動詞「です」が つくことに なっているはずです。
日本語教育文法では、こういう わかりにくさを排して、「きれい」「みたい」を原形として、それが普通体の現在肯定になるときには「だ」をつけ、丁寧体の現在肯定になるときには「です」をつけると おしえるのではないでしょうか。(さらにいうと、日本語教育文法では、このときの「だ」「です」は助動詞ではなく、「きれい」「みたい」の活用語尾として あつかうのが ふつうだと おもいます。)
このような日本語教育文法の体系のなかでは、「のだ(=んだ)」も「みたいだ」と同様に、「の(=ん)」「みたい」を原形とする助動詞だというふうに説明するほうが一貫するのではないでしょうか。実際、寺村秀夫氏は、「ムードの助動詞」と よんでいます。「の」には、連体助詞や代名助詞のような つかいかたが あって、さらに準体助詞としても「んです」とは異質なものが あります。ですから、「のだ(=んだ)」の形式をとっていても「ムードの助動詞」と いえる部分と そうでない部分の境界は むずかしいところが あるかもしれません。ただ、わたしの意見としては、実際上、「んだ」の形式と、「んだ」に かきかえられる形式を「ムードの助動詞」として みるという定義でも じゅうぶんではないかと おもいます。
まさに、「のだ」が「んだ」に、「のです」が「んです」に かきかえられる領域が、「説明」とか「関連づけ」とか「結束性」に かかわる独特な用法をもたらす部分だと おもいます。反対にいえば、このような独特な部分をとりだして、記述しようとするのなら、それは「の」と「ん」が交換可能なものとして とりださなければならず、もし交換不可能なら、それこそ 交換できない部分のみを別語として とりあげるべきではないでしょうか。
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