発言者: きんちょ
発言日: 01/06/25(Mon) 11:30
う〜ん。
いま検討しているタイプの文(<二つの対象を比較して、
一方の事態と同様のことが他方に認められる>という場合)
では、『またちがう』と連続していても修飾関係になって
いるとはいえないと いうことについてですが、すくなくと
も「通常の意味での修飾関係になっているとはいえない」
と、わたしも おもいます。「通常の意味での」というのは、
《度数余剰文》で「あのひとは、生涯で3回すむ いえをか
えた」と いうときも、いえが通算3軒しかなければ、「3
回」→「かえた」というのも「通常の意味での修飾関係」
では ないと いうことです。
「通常の意味での修飾関係」ではないのに、「修飾関係」
であると みざるをえないとき、それを《度数余剰文》と
いのでしょうから、結局、「田舎〜」の文で、「また」
が「ちがう」に かかっていると みざるをえないかどう
かが争点になるわけですね。
----Oyanagiさん(Mo.630)---->>>>
> 「また違う」が修飾−被修飾関係になるのは
> <連続する出来事の数を認識>するときの
> 「また」だと思います。「田舎〜」の文の
> ような<二つの対象を比較して、一方の事態
> と同様のことが他方に認められる>という
> 場合の「また」は異なるというのが私の立場
> です。
<<<<----Oyanagiさん(Mo.630)----
そこで、Oyanagiさんの たちばに たって、「また」
が「ちがう」以外の語に かかっていると かんがえて
みることにします。そうすると、まえの投稿で、わた
しは、
「田舎には また 都会とはちがう よさが ある」
の ばあいでしたら、「また」は「ある」を修飾すると
みるのが意味解釈として自然だと おもうと いいまし
た。
問題は、
「田舎には 都会とは また ちがう よさが ある」
のときです。これを【[また] [(ちがう)良さがある]】
のような関係であると みようとすると、
┌────────┐
│ │
都会とは また ちがう よさが│ ある
│ ↑ ↑ │ ↑
└───┬───┘ │ │ │
└───┬───┘ ↓ │
└─────┴──┘
と なってしまい、これは通常の構文の規則に反してし
まわないでしょうか。(通常、このように修飾関係は
交差しない。)「都会とは」が なければ、このような
交差は生じないので、Oyanagiさんの説明も うけいれ
られるのですが、こうして みると、「それにしても
ヘンだ」という部分が のこります。
> 一方「夜の景色の素晴しさは昼のそれとは違う」と
> いう文が下地になれば、「また」が”挿入”されて
> いると見ることができるのではないでしょうか。そ
> の場合には「また」の位置は「◯◯とは違う」の後
> ろに来る構造になります。
なら、「後ろにくる」のですから、
「田舎には 都会とは ちがう よさが また ある」
ではないですか? それなら わかります。あるいは、
「ちがう」が「よさ」に 連体修飾で かからなければ、
「田舎には 都会とは ちがって また よさが ある」
でも いいのです。しかし、「都会とは」と「ちがって」
の あいだというのは リクツに あわないと おもいます。
というか、現実には つかうのですから、なお「別のリ
クツ」が必要だと おもいます。
つまり、「通常の修飾関係」ではない、《度数余剰》
のような「特殊」な修飾関係の可能性をかんがえたくな
るのです。
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▼関連発言
│
└◆603:田舎には都会とはまた違う良さがある。の“また”っ.. りゅう 01/06/21(Thu)
├◆604:Re:“また”ってなんですか? Oyanagi 01/06/22(Fri)
└◆610:「また」の認知、「ちがう」の認知 きんちょ 01/06/22(Fri)
└◆612:「また」は「また」でも・・・ Oyanagi 01/06/22(Fri)
└◆613:Re: 「また」は「また」でも・・・ きんちょ 01/06/22(Fri)
└◆626:やっぱり「また」は「また」でも・・・ Oyanagi 01/06/24(Sun)
└◆628:Re: やっぱり「また」は「また」でも・・.. きんちょ 01/06/24(Sun)
└◆630:「また」と「違う」の修飾関係 Oyanagi 01/06/25(Mon)
└◆631:「また」と「違う」の挿入 Oyanagi 01/06/25(Mon)
└◆638:Re: 「また」と「違う」の挿入 きんちょ 01/06/25(Mon)
└◆640:議論の発展のために Oyanagi 01/06/25(Mon)
└◆645:Re: 議論の発展のために きんちょ 01/06/25(Mon) ←last