つぶやき会議室つぶやきなのに、会議室です。会議室ですが、つぶやきます。 |
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| 1998/08/16(02:56) from 143.90.207.228 | |
| 作成者 : スグル (series@anet.ne.jp) | アクセス回数 : 14 , 行数 : 190 |
| 三段論法は成立しない |
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どうも、スグルです。 >「業者による強制連行」と「軍の(いい)関与」をみとめたのは、 >福岡の市民団体を中心とする43団体の抗議があったあとです。 > > このようにいっても、よしりんのファンたちは、小林よりのり >氏のかんがえが 修正されたのではなく、かれは はじめから「 >狭義の強制連行」を問題にしていたのに、43団体が それを理 >解していなかったのがいけないのだと かんがえるかもしれません。 よしりんが「いい関与」と唱えたのは確かに43団体が抗議した後の事です。しかし、慰 安婦問題を語る上で、それまで書いてきた章はそこに至るまでの布石でもあったと感じて います。なにせ「慰安婦は絶対の弱者」と世に認識されている御時世に、いきなり「強制 連行否定説」を唱えるなどという事をやらかせば、アッという間に「悪人」のレッテル貼 りされておしまいですからねえ。ここで僕が評価できる点を言えば、2つ。 @「全く正反対の主張」をしている大新聞(朝日&産経)があ るという事実を提示し、「一方の情報に流される事の危険性」 と「自分の頭で考えることの重要性」を説いた。 A「強制連行はあった、なかった」「教科書に載せるべき、載せ るべきじゃない」という意見を誌上で戦わせるよってどちら に分があるかを読者に判断してもらうという、(「アリ派」誌 上ではほとんどやらない)「両論併記」から立ち上げた。 上記の様な事を率先してやりだしたメディアが当時果たしてどれだけあったでしょうか? (特にSAPIOでは朝日、産経のどちらが正しいか?と特集を組んで両論から始めました。) この問題はフェミニズム・ヒューマニズムに流され易く、異論は「女性差別・朝鮮人差別」 の一言で排除され、あっという間に「女性を虐げる悪人」であるかのようなレッテルを貼 られるという事実があります(実際43団体も、しょっぱなからよしりんに向かって吐い た言葉は「全女性に向けられた差別意識の吐露」でした)。そういった「(よしりん曰く) こわばりの空気」に風穴を開ける役割を果たしたよしりんの功績は大きいものと思われま す。 >しかし、この43団体の抗議に直接かかわった立場で いわせても >らうと、この抗議以前の記述では、軍が直接おこなった暴力的な連 >行以外の強制連行も否定され、軍の慰安所への関与も、健康診断や >渡航切符の発行程度であったとしているように うけとれました。 >そのことが、多少なりとも(わたしたちからみて)「修正」された >だけでも、抗議してよかったと おもっています。 しかし逆に43団体の抗議はよしりんをますます勢いづかせる起爆剤になってしまったの ではないでしょうか(「歴史教科書との15年戦争(PHP)」では話のネタにされとりま した)。 言ってみれば32章は「広義の強制連行説」に初めて挑んだ章だったと言って良いかもし れません。しかしよしりんの論の「方針自体」は最初から全く変わっていないと思います。 それは以後に発表された「新ゴー宣4巻」・特別偏を見れば明らかでしょう。つまり「論 点は『軍による強制連行』にある」という方針です。確かに当時は「よい関与」と明確に 打ち出してはいませんでしたが、26章では >しかし中にはたちの悪い業者もいて…また貧乏ゆえにわが子を >金で売ってしまうような親もいる。売られた娘は何も知らずさ >らわれてきて日本兵に犯されたと思い込んでしまう人もいただ >ろう。つくづく気の毒とは思うが悪いのは現地の業者と売った >親なのだ。(*「新ゴー宣」26章より) 上のように明記しています。その他にも「軍が慰安所の衛生管理と施設管理面で関与して いた事」を明記し、さらに29・30章では「戦時中レイプは軍規違反であり、見つかれ ば処罰されていた」ことをハッキリ明記しています。その結果43団体の反論を受けても 導き出された結論は @「強制連行以外の軍の関与ならあった」 A「業者による強制連行があった」 この2点でした。このように中身を読めば、よしりんの論の方針自体は全く変わっていこ とは一目瞭然です。 では三段論法について。秋月さんは「軍の強制連行が考えられない場合」の可能性として 2つの例を提示していますが、僕としては秋月さんの提示された以下の2つの例はどれも 当てはまらないと思います。 >1.「強制連行」をうけた「慰安婦」と「軍の関与」のあっ > た「慰安婦」が、完全に別の存在だった。 これは意味がよくわかりません。僕はこのような都合のよすぎる論理を出す「ナシ派」の 論客を見た事がありません。軍人相手の慰安所に来れば誰でも軍の関与は受けることにな ります。完全に矛盾していますし、論外ですね。 >2.「軍の関与」が、「強制連行」とは無関係な「関与」だ > った。 「無関係」というのは変ですね。軍は強制連行をするような悪質な業者がいることを知っ ていて、それを取り締まっていたのですから。軍が行った関与とは強制連行をさせないよ うに注意させる関与、そして慰安所の設置や慰安婦の渡航などです。軍が強制連行(つま りは犯罪)に加担した証拠は未だ何1つありません。 >ここに、100個のくだものがあったとしましょう。このうち、 >80個があかくて、80個がリンゴだとすると、すくなく みつ >もっても、60個は、あかいリンゴがあることになります。これ >とおなじことで、1.の議論は、まず なりたちません。「強制 >連行」されて「軍の関与」をうけた「慰安婦」は、客観的にも相 >当数の存在が推定されて、ちゃんと証言と一致するのです。 この話だと「赤い」とは強制連行された慰安婦、「リンゴ」とは軍の関与を受けた慰安婦 の事を指すのだと思います。しかしこれを慰安婦問題に適用するとなると、ずいぶん偏見 の入ったものになりますね(笑)。 この論法には疑問があります。この話は「80個が赤いこと」「80個がリンゴ」だとい う2点があくまで「前提条件」でないと成立しません。 話を慰安婦に戻して全体を100%としましょう。軍の関与を受けた慰安婦が80%(と 言うより「軍の関与を受けた慰安婦」なら100%だと思いますが)というのは別に構わ ないのですが、「強制連行された慰安婦」って80%もいたんでしょうか??僕は元慰安 婦の人達のほとんどは「信憑性ナシ」として訴訟から振るい落とされていると聞いており ます。しかも現在どのくらいの元慰安婦が証言者となっているのでしょう。僕はかなり少 ないものと聞いています(吉見義明氏・林博史氏編著「共同研究日本軍慰安婦(大月書店)」 によると93年の段階で韓国人慰安婦175人とあり、「アジアの声第7集(東方出版)」 では92年で北朝鮮慰安婦123人とある)。 NHKのテレビ番組によると95年の時点で「拉致された、ダマされた」と答えた元慰安 婦は韓国で164人、フィリピン162人、台湾32人、中国11人、北朝鮮260人、 マレーシア8人、インドネシア100人(インドネシアでは一時期2万2千人が名乗り出 たとされましたが、ラーメン屋次郎さんのHP「よしりんウォッチ」によると高木弁護士 は後に100人に訂正したそうです)だそうで、総数6万人から9万人という秦郁彦教授 の説を取ると比率はわずか0.8%から1.2%で、朝日新聞社が提唱する「朝鮮だけで8〜2 0万人説」や挺対協が提唱する30〜40万人説を取ったら、こりゃ一体どうなることか …。50年前の事とはいえ、この比率はあまりに小さすぎます。80個が赤い(強制連行 された慰安婦が80%)というのは幾らなんでも大袈裟すぎるのでは??もちろん現在は もっと証言者の数は増えているのだと思いますが、そう大して飛躍的に増えている訳では ないでしょ? したがって僕は「『強制連行』されて『軍の関与』をうけた『慰安婦』は、客観的にも相 当数の存在が推定される」という論法自体に信憑性が無く、ものすごくムリがあるのでは ないかと思います。軍が犯罪を取り締まっていた事、証言者の数、慰安婦全体の総数から 見て、「強制連行された慰安婦」というのは全体でも極少数の限られた人数だったと言え るのではないでしょうか。つまり「業者の強制連行を防ぐ」という軍の方針は機能してい たのだと想定できます。被害に遭った女性というのは、それは残念ながら法の目をかいく ぐった悪質な業者によるものだったと言えます。もちろんそういったケースは当時で発覚 しなければ裁きようがありません。 >しかし、「軍の関与」と「強制連行」には、おおきな関係があり >ます。いったい、「軍の関与」がなかったら、「強制連行」は成立 >したでしょうか (中略) >では、このような「慰安所」設置の計画がなくても、かのじょた >ちの「強制連行」がありえたと いえるでしょうか? ふつうに >かんがえれば、NOです。 いくら悪質な業者がいたとしても、 >うりこむさきがなくては、「強制連行」をしないのです。 軍が慰安所を設置すればそれに便乗して商売に結び付けようとする業者が出てきます。そ の中には悪質な業者もいて、誘拐まがいの徴収をする輩もいたことでしょう。だからこそ 軍は犯罪を取り締まっていたのですよ。 >「当時は公娼制があった」というひとも いるかもしれませんが、 >当時の朝鮮の公娼制についても、ちかごろ すこしずつ研究がさ >れてきていて、日本の支配下で、ヤミ売春が徹底的にとりしまら >れるなかで、権力の管理下にある公娼制がしかれていったことが > 解明されつつあります。 それは具体的にどういうものでしょうか?ご説明願います。 >これら「悪質な業者」たちも、日本軍のうしろだてでもなければ、 >ほとんど ひあがっていたことだろうと かんがえられます。 >「慰安婦」をつくるという日本軍の事業がなければ、被害者たち >が「強制連行」をうける可能性は ほとんどなかったでしょう。 「うしろだて」と言いますと、また軍が犯罪を行っていたかのような物言いですが(笑)、 つまり結論は「慰安所を設置した事自体が悪だった」という事ですか。まさにこれは今現 在の倫理観で断罪する論法ですね。 軍に慰安所は付き物です。これを悪だと言い出したら、世界のほとんどの国は有罪になっ てしまいます。例えば敗戦後も日本にはアメリカの進駐軍を相手にした慰安所ができてい ます(しかも当時進駐軍によるレイプも多発していた)。いわゆる被害国とされる韓国で も、それは例外ではありません。韓国は解放後、日本を反面教師とし、慰安婦の存在を「女 性に対する暴力」と認識し、同じ「(不適切かもしれませんが便宜上)過ち」を繰り返さ ないよう努める、ということをしたのでしょうか?否。韓国もまた朝鮮戦争時には慰安所 を設置し、さらにベトナム戦争時には現地に多くの混血を残しているといいます。基本的 にどんな国も慰安所の存在からは逃れられません。「慰安所の存在」を悪だと言い出した ら議論になりません。 >このように、軍が「強制連行」の原因をつくったとしても、実行 >行為には くわわっていないと いうひとも いるかもしれませ >ん。しかし、軍は、原因をつくるだけではなくて、「強制連行」 >の結果、つれてこられた女性たちを「慰安婦」にした当事者です。 >そして「強制連行」がなければ、ほぼ確実に成立しない、「慰安 >所」設置の計画をおしすすめました。つまり、軍の「慰安所」設 >置の計画が、「強制連行」の必要条件であり、「強制連行」も、こ >の計画の実現の必要条件だったのです。ふつう、わたしたちは、 >このような関係にあるものを「一体である」と よぶのではない >でしょうか。 それは国家犯罪と結び付けるにはあまりに根拠が薄いと言わざるを得ません。しかも前の 投稿(「強制連行と軍・政府の責任」6/14)では、「軍が業者のと共犯だった」と主張 していたのに、今度は「軍が慰安所を作った事がいけない」ですか?慰安所を作る事自体 は何かの法律に違反しているのでしょうか?それにどんなに取り締まっても犯罪というも のは必ず起きてしまうものです。悪い人間はいつの時代にだっています。前述しましたが 犯罪は発覚しなければ裁きようがありません。当時悪質な業者を取り締まっていた軍は、 法の目をかいくぐった業者の個人レベルの罪についても責任を負わねばならないのでしょ うか。しかも50年以上もさかのぼって? 業者の強制連行はあくまで個人の罪であり、軍の罪に与するものではありません。しかも 当時違法な徴募がないよう取り締まっていた軍に何の責任があるのでしょう。よって「慰 安所の存在そのもの」を悪とみなし、無理矢理軍の責任を作り出す「3段論法」は、高橋 史郎教授の言葉を借りれば「当時の実情を踏まえぬ『架空の倫理』に基づいて断罪するこ とによって悪質な論点のすりかえを狙う暴論」と言わざるを得ません。 |
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