つぶやき会議室つぶやきなのに、会議室です。会議室ですが、つぶやきます。 |
|---|
| 1998/08/16(03:07) from 143.90.207.228 | |
| 作成者 : スグル (series@anet.ne.jp) | アクセス回数 : 26 , 行数 : 228 |
| 疑わしきは罰せず |
|---|
|
スグルです。 まず僕の反論に対し下記のように言っておられますが、 > 軍隊は、「慰安所」を直接経営していたり、あるい > は、軍隊がいるところで経営の許可をあたえていて、 > しかも、自分たちが専用に「慰安所」をつかってい > たのですから、法律に反することがあるのを しっ > ているのに、「慰安所」をつくりつづけました。そ > して、女性たちの身体を拘束し、おかしつづけたの > は、業者ではなくて軍隊じしんなのです。 > > もしかしたら、このなかで、最後の部分は説明が必要かも >しれませんが、そもそも「慰安所」が兵営のなかにあった場 >合はもちろん、そうでない場合でも、軍が監視をして 逃亡 >をふせいでいたことが 資料からもあきらかになっているの >で、軍が「身体を拘束」したといって、まちがいないでしょ >う。 失礼ながら繰り返す必要はほとんどありませんよ。「法律に反することがあるのを しっ ているのに、『慰安所』をつくりつづけた」という事柄は今まで指摘してきたように、単 なる憶測でしかないからです。それに「外出制限をし、不都合のない範囲内で外出許可を あたえていた」というのは当然のことです。軍人でも許可なしには身動き取れない身分で す。しかも状況が戦地であったりすれば、勝手に外に出たら危ないでしょう?「奴隷的に 拘束するため」に関与したという確証は未だ何1つありません。 それと「逃亡を防ぐ」とはどういう事でしょう?それにしたって他のケースも考えられる でしょう。例えば借金を作っている慰安婦が勝手に逃げ出したら当然連れ戻さねばなりま せん。悪質な業者が違法な徴募で連れてきた慰安婦だということを軍が知っていて、尚か つ逃亡を防いでいたというならそれは確かに犯罪ですよ。しかしそんなものは証明されて いません。それどころか(現在出ている資料から判断すれば)違法な徴募が発覚すれば処 罰されるのは業者の方だという事です。 さらに秋月さんの手紙の内容を見てみると、 >日本政府は、わるい業者が、だまして強制連行していること >を しっていて、そのような業者と契約をつづけ、さらに何 >人も「慰安婦」をつれてくるように 命令しつづけ、いちど >つれてきた「慰安婦」は、なにをうったえても、解放しなか >ったのですから、いちばん わるいに きまっているのです。 と、記述していますね。「だまして強制連行していることを しっていて、そのような業 者と契約をつづけた」というのは現在の時点で断定できるものではありません。 > わたしは、この問題は、現に うったえをあげている被害 >者がいることから 対応をせまられているものだと認識して >います。 (中略) >「慰安婦の中には自ら職業として売春業をしていた人などが >含まれている」かどうかは 問題ではなく、いま うったえ >ている人が なにを うったえているかということから は >なしを出発させなければいけないのではないでしょうか。問 >題は、このひとたち ひとりひとりが、どのような人権侵害 >をうけたかです。 > 軍人たちの暴力についてもそうです。これこそ、一般論で >かたるほうが おかしいのであり、うったえているひとが >うけた暴力は、そのひとに ついて 検討しなくて、どうし >て認定できるのでしょうか。 秋月さん、それは話のスリカエですよ。僕が勘違いしていたのかと思ってもう1度★★さ んへの手紙を読み返しましたが、どう見ても手紙で書かれている内容は一般論です。あな たは手紙の中で慰安婦問題を公害問題にたとえて、 >これは、たとえば、くにの 政策でつくられた 企業が、 >公害をだして、公害をださないように監督しなければいけ >ない責任がある政府が、それをしっていても無視していた >うえ、生産を続けるように命令していたことがわかれば、 >被害者に国家補償をしなければならないのと、おなじです。 と記述し、一般論で慰安婦全般に対する国の責任を問うているではありませんか。僕はあ くまで秋月さんの手紙の「内容」に反論しているのです。第一それでは教科書記述や世の 中の誤解について今まで何のために議論してきたのか…。慰安婦問題は今や国際問題であ り、「世界に類を見ない国家犯罪」としてクローズアップされているのです。「一般論でか たるほうが おかしい」と言われるのなら、それこそ教科書に「朝鮮人強制連行や徴兵・ 徴用とセットで」載せるべき性質のものではありません。それはまさに「誤解を招くよう な表現」であり「一面的な見解を十分な配慮なしに取り上げた」ものに他ならないからで す。教科書記述や強制連行の有無の話の時だけ軍の関与や資料を持ち出して一般論で語り、 証拠が無い事や資料の矛盾を指摘すると「一般論で語るほうがおかしい」「一人一人が、 どのような人権侵害を受けたかだ」と話をスリカエる。それはいくらなんでも都合が良す ぎるのでは? >まさか、 > > 軍人の側が「暴力集計表」のようなものを > もちあるいていたのなら 信じる > >などとは いわないでしょうね。 そういえば前にそんな変な人が「朝ナマ」で出演してましたね。(実はその本人は最近に なってもまだ言ってるんですが)「強姦集計表」なるものを持ち出してきて(笑)。 う〜ん、「暴力集計表」ですか…。ご安心ください。そんなものが出てきても、よほどの 信憑性のある資料でも出てこない限り僕は信用しないと思います。 > 実際に うったえている被害者たちは、性病にかかったり、 >斬りつけられた傷をもっていたり、子宮が変形したりと、ご >自身のからだに その痕跡をかかえ、いまも くるしんでい >るかたが ほとんどです。それを、 > > 証言のみからなる確証のないもの > >と いうのなら、これは つごうのわるい事実は みないこ >とにしようというのに ひとしいものです。 確証が無かったら有罪には持っていけませんよ。それがわかっているからこそ登場したの が状況証拠だけで有罪に持ち込める「広義の強制連行」だったわけでしょう?(最近じゃ 「広義」も「連行」も取っ払って「強制性」になっちゃってますが)加害者が日本だとは 断定されてないんですから、訴えているわずかな慰安婦を根拠に「セックス・スレイヴを 持った国ニッポン」として世界で一般化しようと言うなら賛同はできません。 >ちなみに、「自ら職業として売春業をしていた人」が >「慰安婦」にさせられたとしても、意に反する性交渉 >を強制されれば強姦であり、被害の質になんのかわり >もありません。 (中略) >たとえ「はやく金をかせいでかえりたい」と いうよ >うなことを くちにするひとが いたとしても、それ >が「みずから すすんでやった」ということにならな >いのは、いうまでもありません。 それはいささか人間というものの本質を見ていない発言ではないでしょうか。「本人の意 思に反した強制」というものは生きていれば古今東西どんな人間も受けるものです。戦時 中の慰安婦の人達も業者との契約で親に売られてしまった人、借金を返すためにやむなく 慰安所に来た人、その他いろいろな事情で来ていた人がいるでしょう。しかしすべての人 が裕福に暮らせる世の中など有り得ないし、たとえ一時期とはいえ売春によって生活の糧 を得ている人というものは世界中のどこにでも、いつの時代にもいます。新宿の歌舞伎町 にでも行けば、借金作って返済のために体を売ってる人は星の数ほどいるでしょう。その 中には「早く借金返して自由の身になりたい」と思ってる人もいるはず。そういった人を ひとくくりにして勝手に第三者が「被害者」と認定して果たして良いのでしょうか?あわ よくば「奴隷」と評価してしまうのは果たしてどうでしょう?それはその人の人生自体を バカにしてはいないでしょうか。 もし歌舞伎町にでも行って、そこで体売って働いている人に「あなたは自分の仕事がイヤ だと思ったり、取りたくも無い客を取らされた事はありませんか?もしあればそれは本人 の意思に反した強姦です。国際法違反です。あなたは『広義の強制』の被害者です。あな たは性奴隷です。」なんて言ったら果たしてどうなるでしょう?「ざけんな。」とビンタく らって終わりでしょう。 >被害者は、救済をもとめる まどぐちが 日本の法廷以 >外にひらかれていないから、そこで うったえをおこし >ていますが、わたし自身は、日本人みずからが自分たち >の意志で、不十分であった戦後補償をみなおし、立法措 >置によってすすんで人権の理念をいかした 謝罪と補償 >のしかたを模索していかなければならないと 感じてい >る次第です。 それを認めたら、家族を殺された人や暴力を振るわれた人、全てに等しく補償をしなくて はならなくなります。そんなことが世界的に認められたら、世界の国々は破産してしまう でしょう。殺人事件でも15年で時効なんです。救済を求める窓口ならアジア女性基金が あります(支援していたメンバーが韓国の入国禁止くらったらしいですが)。国家間での 補償問題が決着している以上、これが最大限の措置としか思えないのですが…。 大体全ての人々が満足する償いなどあり得るのでしょうか?一方的なものとはいえ、東京 裁判を含め1068人の日本人が責任を取り、処刑されています。そこまでやってなぜ「不 十分」となってしまうのでしょう。すでに償いは済んでいますよ。 >別のいいかたをすれば、元「慰安婦」の立場になってかん >がえたら、戦後、自分たちの存在などにおかまいなしに >むすばれ、自分たちのこともすべてが解決したかのように >みなしてきた 日韓条約をはじめとする戦後処理は、いっ >たいなんなのかという いかりがあるでしょう。これは、 >「東京裁判が勝者の裁判だ」と異議をとなえることと 同 >等かそれ以上に、戦後世界のつくられかた全体に対して、 >異議をつきつけているとかんがえるべきだとおもいます。 それはどの国にも独自を中心とした歴史認識と歴史意識があるだけである、という事に他 なりません。日本はその当時の情勢に自国を中心に置いて立場を主張すれば良いのです。 当時の実状を踏まえず、現在の価値観で断罪する事自体がおかしいのです。 例えばアメリカは原爆投下や東京大空襲に対する戦争責任を認めません。ドイツはナチス の蛮行には補償をしても、自国の戦争責任は認めません。韓国は日本軍の慰安所を非難し ても、自国が慰安所を設けた事は教科書に書きません。どんなに不利であっても、自国の 言い分を通すのが世界的な常識であり、全てが納得する歴史認識など絶対に有り得ないと いう事を皆知っているのです。もちろんその中でもバランス感覚を無視したアンフェアな 主張には大いに批判を向けるべきではありますが…。 ここで最後に僕の慰安婦問題における見解と疑問を示しておきます。 僕としても証言がウソばかりとは思っていません。貧困ゆえ、過酷な運命をたどった女性 はいたはずです。いわれの無い暴力を振るわれた人もいる事でしょう。その中には自らす すんで慰安所に来た人ももちろんいるでしょうが、よっぽど追いつめられない限り、大抵 の女性は「出来れば売春行為はしたくない」と考えるものです。証言集を読んでみても、 ジ〜ンと熱くなって涙が潤んでくることも多々あります。しかし慰安婦問題について異 論・反論を読んできた僕にはそこでどうしてもブレーキがかかります。 もちろん元慰安婦の人達の目的には「過去の傷を癒す」という事が前提であることは理解 できます。しかし彼女らが「日本が憎くてたまらない」などの発言をしたとき、そこでブ レーキと同時に疑いの念が出てきます。「この人はもはや日本を憎む事でしか生きがいを 見つけられなくなってしまったのでは…?」と。 96年SAPIO(1/15)号の西岡力氏によると故金学順氏は「なぜ過去の恥をさらして まで名乗り出たのか」という問いに対し本当に心を許した人には「訪ねて来る人もいなく て寂しくて…。」と漏らしていたとか。この話が真実かどうかはわかりません。しかしこ れにより僕は証言に対して一歩距離を置くという姿勢を持つべきだというキッカケがつか めました。 例えば関釜判決がおりたその日の夜、ニュースステーションだったと思いますが、その中 で現在に至るまでの経緯を説明したVTRで「『慰安婦はいなかった』と言っている人がい るそうです。あんまりです。」と泣き叫ぶ元慰安婦が映し出されました。この時僕は自分 の目を疑いました。そんな酷い事を言っている人がどこにいるというのでしょう。僕は戦 時中に兵士を相手に性のサービスをしていた女性の「存在自体」を否定する言論人を見た 事がありません。ここまで来るとどうしても彼女らも一般人の同情を誘うための「戦略」 に基づいて発言しているのだと思わざるを得ないのです(この発言は判決よりも以前の VTRによるものだと思われますが、現在の状況でこのような問題発言とも言えるべきもの を、判決が下りて人々が注目を集めたその日に垂れ流す番組の方にも腹が立ちました。最 近やっとこのような姑息な手段で「強制連行ナシ派」を非難する人々がいなくなってきた と思っていたところであったのに…)。 「証言は信じるべきだ」と言われる方もおりますが、やはりそれには裏付けられる確たる 証拠が無ければ無意味です。現時点で言えることは「軍による強制連行の証拠が無い」そ れだけでしょう。そうであれば有罪にすることはできません。この国は民主主義の国であ って、証拠が無かったらどんなに怪しくても無罪のはずです。しかしなぜかこの国では「日 本軍」「戦争責任」などの言葉が絡むとそれが理解できない人が出てきてしまいます。こ れは一体どうしてなのでしょうか…?やはり侵略した日本ならどんな悪もやってるはずだ という単純な固定観念が風潮として蔓延しているからだと思わざるを得ません。 先日、東京高裁でいわゆる「ロス疑惑」についての判決がなされ、被告の三浦和義氏に無 罪が言い渡されました。事件の概要は主犯とされる三浦氏が多額の保険金目当てに殺し屋 を雇って妻を殺害したというものです。しかも事件の3ヶ月前に彼は妻に対して「殴打事 件」を企てたとされ、実行犯の元女優に対し殺害計画を話し、周りの複数の人物にも保険 金殺人を匂わせるような話をしていたなど、怪しいとこだらけですが判決は無罪。これも 理由はいたって簡単。「証拠が無いから」です。 被害者の母親はマスコミの前で涙ながらにインタビューに答えていました。インタビュー の中で彼女は「悔しい思いで一杯です」と泣いていました。この裁判は三浦氏が主犯だっ たのか否かが争点の裁判です。「悔しい思いで一杯です」…つまりこれが三浦氏を有罪に 持ち込めなかったことについての彼女の率直な感想です。被害者が悲しんでいる。こんな に怒っている。しかし判決は無罪…。 多くのマスコミがこの事件を大きく取り上げましたが、大半は証拠が無い事に理解を示す ものでした。朝日新聞、週刊金曜日でも「物的証拠がなければ無罪なんだ」という風な主 張を繰り返し、人権などと絡めて冤罪を作り出す事の危険性を説いています。そこで彼ら が言う物言いは 「疑わしきは罰せず」 です。全くその通りです。これがなぜ相手が「日本」だと通用しなくなってしまうのでし ょうか。この言葉、皆さんはどう思うでしょうか?日本人はもう1度常識に立ち返り、自 国に対する見方を少し変えてみるべきではないでしょうか。「日本には人権はないから冤 罪OK!」などという短絡的な思考に陥らないためにも。 |
Copyright (c) 1998-2000 Nobreak Technologies, Inc.
If you have any suggestion, please mail to japan@nobreak.com