つぶやき会議室

つぶやきなのに、会議室です。会議室ですが、つぶやきます。

1998/08/16(16:34) from 164.124.67.98
作成者 : きんちょ (AKIZUKI@chollian.net) アクセス回数 : 67 , 行数 : 230
Re: 軍による強制連行説は証拠不充分
 まえのふたつ(#124 #125)へのレスで、わたしは、何回か、
徴兵令や徴用令のように法規と施行規則がのこっているものだけ
を「国家権力での かりあつめ」だと かんがえるのは まちが
っていると おもうと のべたのですが、それが、論議が かみ
あわない おおもとの ところだったようです。

 このレスは、うえの点に直接ふれる部分になりますので、そう
いういみでは、この一連の議論の一番の中心になるべきところな
のかも しれません。


スグルさん wrote:
> 僕は全て勝手に業者が売り込みに来たなどとは思っていません。
>軍隊が業者に依頼したケースは当然あったでしょう。そのケース
>が多いと思います。罪を問えるとすれば軍が犯罪に悪意で関与し
>たのか、違法な徴募を野放しにしていたのか?ということです。

「悪意」とは、「故意」という意味でしょうか。過失でも とわ
れるべき つみは あるとおもいますが、いまは、わたしも こ
の2点にそって、検討することに賛成します。

> >海外にある慰安所につれていく ばあい、海外へ渡航させる
> >ことは、強制連行に付随したことではなくて、強制連行の必
> >要不可欠な一部分です。連行の最初の場面と、海外へ移送す
> >る場面は、どちらがかけても 連行が完遂せず、相互に意志
> >の疎通がなければ全体の実行が不可能なことです。この意味
> >において、両者は一連の行為というべきであり、海外への渡
> >航の時点での軍の加担は、強制連行全体への加担であり、業
> >者との関係でいえば、共犯というよりは共同正犯であると断
> >じざるをえないのです。
>
> 「相互に意志の疎通がなければ全体の実行が不可能なこと」と
>は簡単に言えば軍と業者がグルになって犯罪行為をしていたと
>いう事でしょうか?そんな事いつ証明されたんでしょうか?そ
>れこそ憶測にすぎません。秋月さんの言われるケースは前にも
>言いました通り、軍が「悪意で関与」していた事を証明せねば
>犯罪が成り立ちません。結局のところ「軍が犯罪をやっていた
>のかも…?」と匂わせるだけのイメージ操作の域を出ませんよ。

「海外への渡航の時点での軍の加担は、強制連行全体への加担」
であるということを うえでのべました。「海外への渡航の時点
での軍の加担」は、日本側の資料と証言から 立証されていると
おもいます。

>さらに毎日新聞の引用を提示して以下のように言っておられま
>すが、

    《中略》

>なぜ悪いように悪いように解釈されてしまうのでしょう。この
>判例からわかることは「醜業(売春)を秘し、女給か女中とし
>て雇うように欺まんし、移送することを謀議」した業者を軍は
>「誘拐犯」として取り締まった、ということを示すものであっ
>て、それ以上でも以下でもありません。軍は当然のことを怠ら
>なかった事がこの判例からわかると思います。

 うえのケースで、とりしまったのが軍であるかどうかは わか
りませんが、ここでは、「移送することが有罪だ」「実行行為に
くわわらなくても、共同謀議すれば正犯だ」ということがわかり
ます。
 この記事からわかることは、そこまでです。問題は、実際に、
「強制連行」されて「慰安婦」にされたひとが たくさんいると
いう事実と、このことを どう関連づけるかでしょう。 
 すくなくとも、このように いつも とりしまられていたら、
このような被害者は でなかったはずですね。それなのに、「軍
は当然のことをおこたらなかった」というのは、全体をみていな
い議論です。
 再三かきますが、調査してもこの2件しか判例はでてこないん
ですよ。


> ??「よく調べないで通行許可をあたえたというような、消極的
>関与であったなどといってすませることはできない」とおっしゃ
>っていますが、そのような都合の良い事を主張する論客が果たし
>ていたでしょうか。

 これは、強制連行の後半部分なのです。
 おおくの被害者の証言が、みなとなどで、業者から軍にひきわた
される時点で、「うちにかえしてほしい」と うったえたと しる
しています。ここの部分の信憑性をうたがう理由は わたしには 
みあたりません。
 それでも、ふねにのせてしまったのは軍です。これは、資料のう
らづけもあることです。それだけで、立派な誘拐です。

 以下、参照。
 
>軍にとって慰安婦は必要なのですから移送はしたでしょう。しか
>し悪質な徴集をする業者を軍は許さなかった。例えば今だって作
>物とか商品とかを輸入したりするとき、移送の手続きとかには政
>府が深く「関与」していますよね。でも業者には悪質な人もいて、
>ドサクサに麻薬とか輸入が禁止されている物とかを運んでくる人
>がいます。規定以上の農薬を使用した作物とかを平気で持ってく
>る業者もいるでしょう。中には金目当てに臓器提供目的で入国し
>てくる人の相手をする業者だっているはず。当然そんな業者は厳
>しく処罰されます。場合によっては仕事の免許はく奪とかの処分
>を受けることになるでしょう。  【☆一部表記をなおしました】

 まず、「悪質な徴集をする業者を軍は許さなかった」というの
は、どうでしょうか。そういう業者がいたことは みとめますね。
軍もそういうことをしっていたらしいことは、資料からもあきら
かです。で、さばかれているのは、いくらしらべても この毎日
新聞の記事の2件しか でてこないんですよ。朝鮮では1921年か
らないんです。裁判記録というものは そうそう きえてなくな
らないものなのですけどね。

 つぎに、麻薬とか農薬づけの作物とかは かくして いれよう
とするものですから、まぎれこんでいたらチェックできないかも
しれないけど、「慰安婦」はケースのなかに かくして もちこ
まれたわけじゃ ありません。

 臓器提供目的で入国する人は、それを秘匿するでしょうが、「
慰安婦」が「慰安婦」であることは、みんな しっていたのです。
しらないとしたら、不幸なことに「慰安婦」本人だけだったでし
ょう。

 さらに、これらのケースと決定的にちがうのは、「慰安婦」は
チェックをすべき軍じたいにむけて おくられてきたのです。自
分たちがつかうものですから、「税関のチェック程度では だま
されてつれてこられたかどうか わからない」という いいわけ
は通用しません。「慰安所」に つれていって、兵士の性の相手
をさせるまでのあいだに、だまされてきた ひと、未成年者など
がいることが わかれば、即刻 おくりかえし、業者を処罰する
責任があったでしょう。

 事実は、処罰された業者の記録は、この2件しか でてこない
のです。いっぽう、被害者たちは ほとんどが 自分の意志でき
たひとではなかったと いっており、日本人がかいた手記でも、
そのことは うらづけられます。


>結局「証言だけ」なんですよね。それは証明したとは言い難い
>でしょう。証言だけなら何とでも言えるんですから。それで物
>的証拠が出てこないなら説得力が無いのでは?

 「なんとでもいえる」ものでは ありませんよ。偽証というの
は、そうそう できるものではありません。
 証言にそって現地をたずね、それをうらづける建物や歴史的事
実をかさねあわせ、いっけん 矛盾しているはなしも 何回かき
くことでかえって本人でなければ わからない はなしとして合
理的に解釈できることもあります。

 肉体的な傷が 証拠になる ばあいもあります。

 また、実際の裁判では、反証をへた証言は 証拠として採用さ
れるものです。日本政府は ほとんど反証をしないのですから、
裁判のうえでは証言が採用されていくのは当然ですね。



>「権力を持っているもの=悪」という図式はあまりに単純すぎます。
>それで有罪に持っていくのはムチャと言わざるを得ません。

 そんなこと、どこで いいましたか?

>あなたは「証拠を残さないように」と、軍が悪意で強制連行に関
>与し、犯罪行為を行っていたことを断定形で示しています。その
>「根拠」を示して欲しいのです。

 #131に おおよそ かきました。
 なるほど、「証拠を残さないように」というのは、意図の推論
ですから、本人にきかないかぎり断定はできませんね。しかし、
推論できる傍証はたくさんあります。#131の資料もそうだし、そ
もそも、戦時中、戦地のひとは みんなしっていても、慰安所の
はなしを内地でするのは、禁止されていたといいますし、でてき
ている文書もおしなべて極秘あつかいで、「慰安婦」も それと
わからないことばに いいかえていたりします。
 

> >くにの 軍隊が、みうりされた 少女を かうがわにまわり、
> >さらにその数を必然的にふやしたり、もっと暴力的な らちま
> >がいのことが横行する結果をまねくことが容易に想像できる政
> >策をとり、事実そうなっているのに その政策をつづけたとい
> >うのは、どのくににも あることではありません。
>
>つまり「野放し状態」だったというわけですね。ですから、軍が
>拉致まがいの連行が横行するような政策をわざと意図的に取り、
>なおかつ業者の犯罪を野放しにしていたというのは、現在に至る
>まで全く証明されておらず、憶測でしかありません。

 わたしが かいたとおりに解釈してください。それで じゅうぶ
ん反論になっているし、そのかぎりで、すでに 文書からもあきら
かなことです。
 そして、わたしが かいたとおりによめば、それは「どこのくに
にも あることではない」のです。いくつかのくにには あったで
しょうけど。

>これは単なる日本軍に対する偏見でしょう。本当に「何をやって
>も良い」と思っていたのなら犯罪を取り締まる必要などないし、
>判例だって出てきません。

 毎日の記事の判例は、内地からのおくりだしと、1921年の朝鮮か
らの おくりだしです。推定される被害にくらべて、とりしまった
形跡はほとんどないし、判例もでてきてないんです。


>慰安所の利用に高額な料金を支払う必要すらも無くなります。こ
>こから考えても軍が強制連行する「動機」が無いのです。

 料金は、兵士を統制するために必要だったのです。
 げんに、おおくの被害者が料金をうけとっていなかったといって
います。
   #例外的に郵便貯金というかたちでお金をためたと証言して
    いるかたが ひとり いましたが、その証言をよむと、か
    のじょが そうするためには士官に特別にかわいがられる
    ための努力と才能が必要だったことがわかります。つまり
    かのじょは とくべつに そういうことが できたのです。

>しかし元慰安婦に対して「職業としてやっていた」「売春するこ
>とは彼女たちも承知の上だったのではないか」とか言おうものな
>ら、たちまち「人権侵害」「名誉毀損」「セカンドレイプ」の嵐
>にさらされるところですが、

 具体的な個人に対して、そんなことを憶測でいえば、批判される
のは あたりまえでしょう。
 わたしは、一般論として「職業としてやってきたひともいただろ
う」と どこかでかいたことがありますが、別に非難のあらしに
さらされはしませんでしたよ。


>相手が日本軍なら「『内地でなければなにをやってもいい』と思っ
>ていた」とヌレギヌ着せてもそう害は無いんですから、不思議なも
>のですね…。

 「チョーセンジンは ころしたってかまわない」というような暴
言は、ある年齢以上の韓国人だったら、かならず どこかで 日本
人からきかされているといっても いいくらいで、これはヌレギヌ
でもなんでもなくて、とうの日本の軍人たちが日常的にくちにして
いたことです。


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