つぶやき会議室

つぶやきなのに、会議室です。会議室ですが、つぶやきます。

1998/08/30(13:13) from 210.107.238.65
作成者 : morishin (morishin@wow.hongik.ac.kr) アクセス回数 : 64 , 行数 : 8
Re: いわゆる「テ形」について
 話は全然変わるんですが、最近日本語学習者の動詞活用形の習得順序を調査していて思うことを書きます。
(1)ごく初歩の段階では、教科書マス形を中心にならっているにもかかわらず、ル形が表出されることが多く見られるようです。
(2)少しじょうずになると、マス形で話ができるようになる。しかしマシタ、マセン、さらにはマセンデシタの形を作り出すことは容易でなく、それらをマスで代用させてしまう傾向がある。
(3)マス形がマス、マセン、マシタ、マセンデシタに分化する。
(4)さらにじょうずになると、丁寧体(マス)と普通体(ル)とがある程度自由に使えるようになる。また文が複文化し、テの使用頻度が増していき、テの習得度は日増しに増していく。ある意味で、テの習得度が、その人の発話能力を示しているともいえるように。
 このように言語運用において、「テ形」というのは意外と重要な気がします。不定形(汎用形)とともに、テ形は無標の形態(不定形よりはテ形が有標だが、)で、その用途も幅広い。とくに口語では不定形は用いられず、テ形が代用する(iki→itte、tabe→tabete)そんなことを考えると、言語運用とテ形とはなにか密接な関わりがあるような気がします。子供の言語習得はなおさらのこと。
 韓国語でもテ形(-ko)と不定形(-eo/a)の習得が非常に重要ですよね。韓国語では口語でも不定形がそのまま用いられる(ka-a、meog-eo)。日本人の子供はテ形をまず覚え、韓国人の子供は不定形をまずおぼえるのでしょうか。
 またまた思いつきのお話でした。 

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