つぶやき会議室

つぶやきなのに、会議室です。会議室ですが、つぶやきます。

1998/10/18(02:18) from 143.90.207.254
作成者 : スグル (series@anet.ne.jp) アクセス回数 : 62 , 行数 : 214
Re:#130 『疑わしくは…』 再論
スグルです。
秋月さんの考え、興味深く読ませていただきました。タイトルは「疑わしきは罰せず」で
すからてっきりそっちの方への答えかと思いましたが(できればそっちの方に答えて欲し
かったな(笑))。う〜む、とことんフェミニズムですね。なんかそこまで言われると、相
手は社会的に「弱者」と思われてる人達ですから何も言えなくなっちゃいますねえ。とに
かく「責めるな疑うな」と脅迫されてるみたいです…。
とはいえ、それで尻込みしてしまっては議論が進みませんので「かわいそうな女性に何て
こと言うんだ!」と怒る人もいるかも知れませんが、ここはそういった誤解を受けるのを
覚悟の上で話を進めてみようと思います。

> しかし、こういう被害者たちも、個人として あいにい
>って、世間ばなしをしているときに、こんな せりふをは
>くことは、ほとんどありません。ほかにしらないからとい
>う 理由もありますが、裁判なんかで来日したときには、
>日本の歌、ときには軍歌をうたったりもします。それを 
>わかい日本人がしらないと、残念がったりすることも あ
>ります。

そうですね。たとえ辛い時代を生きたとはいえ、彼女らにとってみればそれも人生の1ペ
ージであって、必ずしも辛い事ばかりがあったわけではなく、その中で過ごした楽しい思
い出もあったはずで、それが日本という国への愛着になるということもあるでしょう。
元慰安婦の中にも「兵士もかわいそうだった。」と証言する人もいますし、例えば「新ゴ
ー宣」3巻ではこのような元慰安婦の証言が綴られています。

>「私は、この仕事を本気でやってましたよ。お国のために
>命を懸けている兵隊さんのために、出来るだけ心を慰めて
>やりたいと思うてました。あの人たちはセックスだけが目
>的だったんじゃないですよ。人間と人間の触れ合いに餓え
>ていたんですよ。慰安所は心の安らぎの場だった。私はそ
>ういう気持ちであの商売をやっていましたよ。その気持ち
>は、あの商売に対する私の使命感でした。」
>(*「新ゴー宣」3巻より―――――――
>  西野留美子著「従軍慰安婦と十五年戦争」から引用)

「慰安婦=被害者」と実に単純に思い込んでいる方々にはこういった証言は結構意外に
思えるかもしれません。

> もちろん、「日本が憎くてたまらない」という きもち
>を かのじょたちは実際にもっていると、わたしも おも
>います。それと 同時に、かのじょたちの支援をみぢかで
>しているひとは、このようにも いいます。

>「かのじょたちは、ゆるしたくて たまらないのです。」

彼女らが売春という道を歩み、過酷な状況を経験した事は事実だと思います。しかし人の
人生には色々な事情というものがあるという趣旨の文章を一連の投稿で書いてきました。
売春婦という職業もまた、その当時確かに存在した選択の1つなのです。慰安婦という女
性は確かにいた。しかし日本軍に強制連行され、性の奴隷にされたという『従軍慰安婦』
なるものは存在しない、僕はそう考えています。
単純に彼女らを「被害者」と規定し、証拠不充分なままで「国のせい」という結論を導
き出し、果てしなき認罪意識の下に祖父の世代を断罪し謝罪する…このような泥沼的状況
はどうにもおかしいのではないでしょうか。これは本来被害者側にも失礼な事です。
僕ら日本人は彼女たちに「許しを請う」べきなのでしょうか。そうではないはずです。僕
らは戦時中、体をはって兵士を慰めてくれた彼女たちにむしろ感謝をすべきなのです。

>わたしは、もしかして、スグルさんは、「日本が憎い」
>という発言に、なにか、イデオロギー的な反応をされ
>ているように おもうのです。

イデオロギーですか?う〜ん、そうですね。現在の韓国では反日教育が徹底されていると
言われていますが、歴史教科書では元寇を丸ごと削除して豊臣秀吉の朝鮮侵略に大きなス
ペースを割いているような国ですし(*藤岡信勝&井沢元彦共著「NOといえる教科書」・
祥伝社より)、まんざらウソでもないと思っています。でも元慰安婦と称される人達のそ
れとはかなりニュアンスは異なるのではないでしょうか。
「この人はもはや日本を憎む事でしか生きがいを見つけられなくなってしまったのでは
…?」という疑いの念は、例えば彼女たちが「処女供出」などという常軌を逸した言葉を
持ち出して日本を非難し始めた時などに湧き出てきます。実際支援している人達はこれら
の言葉に責任持てるんでしょうかねえ…。

> 日本人の 戦前世代のかたが ときおり くちにする
>「戦争がにくい」という ことばは、「東京裁判史観」
>の影響によるものでしょうか。あるいは、日本にほこり
>をもてなくする、「自虐的」な思想の反映でしょうか。
>わたしは、ちがうと おもいます。

はい、僕も違うと思います。「戦争が憎い」という言葉はこの国に住む人間ならば誰もが
持っている感情です。この平和な世に理由もなく誰が戦争など望むでしょう?よほどの奇
人か自殺願望者でもなければそんなものは望みません。
「東京裁判史観」・「自虐史観」とは「日本がすべて悪かった」・「日本を犯罪国家と規定し、
未来永劫その罪を問い続ければ戦争は防げる」といった果てしなき認罪意識と自己喪失か
ら日本の立場を考える事すら放棄するという無責任思想の事です。

>これは、ことばにされたイデオロギーに さきだつ実感な
>のです。この「実感」は 「日本がにくい」でも、「アメ
>リカがにくい」でも、「ソ連がにくい」でもなくて、「戦
>争がにくい」なのです。ところが、韓国では、その おな
>じ「実感」が 「日本がにくい」としか、表現のしようが
>ないのだということ、そこで かたられている「日本」と
>は なんなのかと、とらえかえすことが、この問題をかん
>がえる わたしたち「日本人」に とわれていることであ
>り、「自虐か傲慢か」というような 貧困な選択肢から脱
>するために いちばん大切なことなのでは ないでしょう
>か。

外に敵を作って国内の結束を高めるというのは幼稚だという意見もあるのですが、韓国が
「日本がにくい」と繰り返す事で元気になるならそれはそれで構わないでしょう。それは
「(秋月さん曰く)『日本がにくい』としか、表現のしようがない」韓国の悲劇なのかもし
れません。そこを理解しつつ、感情論と一線を引き、国家間の立場に毅然とした態度で付
き合う事が出来れば、その時こそ日本は「カネと謝罪」という安直な選択肢以外の道に未
来を見出す第一歩を踏み出す事になるでしょう。

>>96年SAPIO(1/15)号の西岡力氏によると
>>故金学順氏は「なぜ過去の恥をさらしてまで名乗り
>>出たのか」という問いに対し本当に心を許した人に
>>は「訪ねて来る人もいなくて寂しくて…。」と漏らし
>>ていたとか。(後略)

> わたしは、西岡氏の記述がウソだとは いいません。
> しかし、金学順氏が なのりでた理由は、かのじょ自身
>が なんども おおやけのばで いっていますよね。
>「日本政府が ウソばかりつくからだ」と。

1つ訂正があります。西岡氏の論文が載ったのは96年じゃなくて97年でした。年の境
目に出たやつで勘違いしてました。ごめんなさい。

公の場で出る発言というのは「そこで言わなきゃならない言葉」というものがあります。
100%本音だと思ってたら大間違いのはずですから。例えば当の元慰安婦の方々にして
みれば証言内容が何故か場所が変わるたびにコロコロ変質するのはなぜなのでしょう。そ
れは場所が変わればその場でその場で違ったウケを取らねば安心できないという人間とし
ての心理が働いているからではないでしょうか。
僕は逆に公の場での発言でないという事に注目し、証言から距離を置く姿勢が必要だと感
じたのです。と同時に彼女のこの言葉に真実味を見たというところもあるでしょうか。も
し西岡氏の記述がウソではないとすれば、秋月さん自身はこれについてどう思われます?

> これを否定して、うえのはなしが真実だというのなら、
>西岡氏は どうして そう かんがえられるのか 根拠を
>しめす必要があります。でも、それは できないでしょう
>。「日本政府が ウソばかりつくからだ」というのが とて
>も強い かのじょのきもちであったことは、みんなが し
>っているのですから。

僕はこの論文(97年「SAPIO」1/15号)により証言に対して一歩距離を置くという
姿勢を持つべきだというキッカケがつかめたという事を前の投稿で書きました。秋月さん
は1つ勘違いされているようですが(これは結構「強制連行アリ派」が勘違いしている事
なんですが)、ハッキリしておきたいのは西岡氏は「慰安婦を攻撃しているのではない」
という事です。
ここで西岡氏は故金学順氏をはじめとする元慰安婦の経歴を隠してキーセンと書かず「挺
身隊」の名で連行されたという誤報を出しておきながら一切訂正しない朝日新聞をはじめ、
「挺身隊=慰安婦」などのニセ情報を振り撒き、世の誤解を助長して一切反省しようとし
ない日韓マスコミを明確に批判したのです。そして金氏からの「訪ねて来る人もいなくて
寂しくて…。」という言葉を引き合いに、結局のところマスコミらは彼女らの人生を運動
のために利用して弄んでいるだけではないのか?という疑問を呈したのです。

>スグルさんが しらなくても、そういう「酷い事」をいう
>ひとはいます。もちろん、実際の発言は、『慰安婦はいなか
>った』ではなくて『慰安婦問題など問題ではない』かもし
>れないし、『慰安婦というのは、公娼だ』かもしれません。
(中略)
>永野氏は、この ばあちゃんたちが うそをついていると
> はっきりと証拠をあげて論じなければならなかったはず
>です。それもできないで、あのような無責任なことをいっ
>たのですから、『慰安婦はいなかった』どころか、『証言し
>ている あなたたちは この世に 存在しないのも おな
>じだ』ということを かれは いったのです。

「慰安婦はいなかった」という発言と「慰安婦問題など問題ではない」・「慰安婦というの
は、公娼だ」とは全然意味が違います。前の投稿で書いたように「慰安婦はいなかった」
というのは戦時中に兵士を相手に性のサービスをしていた女性の「存在自体」を否定する
事です。そういう一方的な主張を見せられた人は当然「何を言うか、現に元慰安婦だとい
う女性が名乗り出ているではないか。なんて非常識な事を言ってるんだ。」となるでしょ
う。「慰安婦はいなかった」などという非常識なことを言ってる人は特に言論人の中には
1人もいません。もしそんなのがいるとしたら、「強制連行ナシ派」の立場にある人から
も糾弾の声が上がることでしょう。もちろん僕も非難します。

 永野氏の発言についてですが、秋月さんが「『証言している あなたたちはこの世に 存
在しないのも おなじだ』と言ったも同然」と、ものすごく憤慨して非難されていました
ので、彼は赤い血が通った人間とはとても思えないほどの、まさに畜生にも劣る非人間的
無責任発言をしたのかと思ってましたら、「慰安婦は当事の公娼であって、それを今の目
から女性蔑視とか、韓国人差別とかは言えない」ですね(笑)。幾らなんでもこの言葉か
ら「『証言している あなたたちはこの世に 存在しないのも おなじだ』と言ったも同
然」とまで言うのは大袈裟ではないでしょうか。それにそんな事言い出したら「強制連行
はなかった」といった発言すらタブーになってしまいます。これについては読売新聞の論
調の受け売りですが「これらの問題を含めて、慰安婦論争については、さまざまな議論が
あり、永野氏にも独自の見解があっても、なんの不思議もない。」と言っておきます。
 冷静になりましょう。論壇の上で非難するとすれば、あの詐話師(さわし)と評される
吉田清治氏の「慰安婦狩り物語」をあげつらって告発した上に、未だ何の謝罪もせず議員
やってる本岡昭次氏や、吉田証言を裁判の訴状にまで使った上に国家総動員法に結び付け
て「挺身隊=慰安婦」の混同までやって日本を犯罪者扱いして、これまた一切謝罪しない
弁護士なんかまさに万死に値する人々ですが、彼らは何の責任も問われていません。これ
が何を意味するのかはこのHPを見ている方々の判断に任せましょう。

>『慰安婦はいなかった』というのは、もしかしたら正確な
>引用ではないかもしれません。しかし、以上のようなこと
>への感性を なくしたまま、引用が正確でないことを せ
>めることに、どれだけの 意味が あるのでしょうか。

今までの投稿で書いてきたように、事実の有無が問われている問題に対しては感情移入以
前に今ある証拠を吟味する事で判断するという姿勢が大事です。まず、この問題は一般人
にはかなり誤解されている部分が多く、非常にデリケートな問題だという事は秋月さんも
疑う余地はないでしょう。しかも国際法云々だの、広義の強制連行だのと、そこまで突っ
込んで見ている人というのはほんのわずかな人間に過ぎないのです。大抵の場合「従軍慰
安婦で被害者という人が名乗り出ている=日本は悪いことした」という図式で見ている方
がほとんどです。前に学校の端末で慰安婦関連のHPを見ていた時に、横でそれに気付い
た友人に「ああ、従軍慰安婦か。あれだろー、戦争で女かっさらってボコボコにしてヤリ
まくったってやつだろー。」と言われ、僕は愕然とした事があります。普段ダマすだの甘
言だのと反論している方々の意見がいかに「誤解して行く人達が生産されていく現状を無
視・放置した上での詭弁」であるかが実感できました。
ここで僕が言いたかったのは、証言が100%真実だと思って見ていたら恐ろしい結果に
なるという事。それに対して1歩距離をおいてクールに見なければならないという事です。
テレビを見た万人の人々の目の前に「『慰安婦はいなかった』と言っている人がいるそう
です。あんまりです。」と泣き叫ぶ元慰安婦の悲痛な声が映し出されたとき、それを見た
人々の頭にはどのような情報がすり込まれることになるでしょうか?答えは言う必要もな
いでしょう。誰の目にも明らかです。

> ほんとうは、こういうことのほうが、議論しなければな
>らないことなんでしょうけど、しんどい話題でもあります。

>いくら ことばをつくしても、共感するひともいれば、し
>ないひとも いるでしょう。

それは僕も全く同感であります(笑)。お世辞にもメジャーな問題とは言えない問題です
ので納得してくれる人々を増やしていくというのはなかなか難しいものです。


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