つぶやき会議室

つぶやきなのに、会議室です。会議室ですが、つぶやきます。

1998/10/29(12:03) from 164.124.70.174
作成者 : きんちょ (AKIZUKI@chollian.net) アクセス回数 : 62 , 行数 : 202
Re: 韓国政府内の報告書&証言の信憑性についてU
 ここのところ いそがしくて、この件に対する おこたえが、
おくれてしまいました。のこりの部分も、おいおい かいて
いきますので、ご容赦ください。では、はじめます。

 >ふむ、確かに会社とかでも規則を制度と呼ぶ事はありますね。
  しかし文脈として、「慰安婦に奴隷的生活を強要させるという
  目的」が当時の軍の方針として制度化されたかのように説明さ
  れています。

 いたるところで 軍が つくっていたんだから、「制度」とよぶ
べきでしょう。それを みとめたうえで、「目的」は うえのよう
ではなかったと主張するのなら、ともかく・・・。

 >実際に慰安婦とは国民に対して制度化されたものではありませ
  んので。

 そんな「誤解」を期待して「制度」とよんでいるのだと邪推する
ほうが、かんがえすぎです。しかし、軍内部では つくりかたの講
習会まで やっていたんだから、「制度」だったんでしょう。明文
化はされていなくても。


 >実際韓国じゃ誰も「広義の強制連行」なんて言ってないんです
  けどね。

 はい。韓国じゃ、「狭義の強制連行」だけを強制連行だなどと 
かんがえるひとも いないし、そんな主張は一蹴されます。

 >報告書の前置きで「代表的な事例をピックアップした」として
  13人中10人を軍・官憲による強制連行という証言で埋めて
  いる上に(ダマされたと証言している慰安婦の方がはるかに
  多い「はず」だったのに)

 「埋めている」というのは、13人を あらかじめそうなるよう
に選択したんだろうという、邪推をふくむ表現ですね。しかし、わ
たしは、ここにかかれているとおり、代表的な事例が、この13人
だと解釈すべきだとおもいます。
 この資料で「軍・官憲による強制連行」というのは、暴力的なも
のだけを いうのではなく、業者が連行していく途中で、軍人や官
吏が すがたをみせたという程度のものもふくんでいるのですから。

 >付け加えるとすれば韓国政府は1992年から現在に至るまで、
  この公式見解を一切訂正していません。これについては韓国政
  府の良心も問われるところです。

 まずこれは、公開されたとはいえ政府の内部資料ですし、また、
もとになる証言じたいが 全部うそだったということにでもならな
いかぎり、訂正すべき理由もないでしょう。いまの研究の水準でみ
ても、「ここはちがう」と いえるような部分はないとおもいます。
あるというのなら、具体的に指摘してください。


 >>>韓国は『狭義の強制連行』と「確信」しているか
    らこそ国際問題にしているのです。 
 <<国際問題になったのは、韓国などの主張をうけいれる国が
   おおいからです。
 >でしょう?つまり世界中で「人類史上類を見ない戦争犯罪を
  犯した20万人以上のセックス・スレイヴを持った国ニッポ
  ン」として一方的に大宣伝されてるから国際問題になってる
  わけです。ついでに「従軍慰安婦 奴隷狩り物語」まで混同
  されて。国連で「広義の強制連行」なんて言ってる人います?

 いいかげんにしてください。なにを根拠に「一方的」「大宣伝」
などと いうのですか。その「宣伝」の内容も、なにからの引用で
すか? それが国際会議のどこでくばられた文書に かかれていた
のですか? そして、スグルさんは、国際社会が一方的な大宣伝に
のせられるだけで、資料を詳細に検討したり、双方の主張をくらべ
てみたり、していないと きめつける根拠を おもちなのですか? 
 単に、自分の主張が世界の非常識だということを、みとめたくな
いから、そんなふうに合理化しているだけなんじゃないのですか?


 >もちろんあなたの言う通り、切り捨てるなどという非人道的な
  事はありえないでしょう。僕もそう思います。では僕も1つ。
  『狭義の強制連行』が あろうとなかろうと、一切言い分けの
  仕様が無い強制連行の決定的証拠でも出てこないかぎり、日本
  政府は 決して賠償責任を認める事は無いでしょう。いままで
  もそうだし、これからも たぶん そうです。こんなこと、慰
  安婦問題の事態の推移をみている ひとにとっては、論じるま
  でもないことです。

 そうかなあ。日本政府は強制連行については、みとめていると 
おもうんだけど。賠償責任をみとめないのは、強制連行の決定的証
拠うんぬんとは、関係のない理由からでしょう。
 そもそも、いまある資料で、「決定的証拠」だとかんがえないの
は、スグルさんたちだけで、日本政府だって、「決定的」だと感じ
たから、強制性とくにの関与を みとめたんだと おもうんだけど
なあ。

 >> 西岡氏は疑問があれば、直接韓国に行って疑問をただす
   べきでした。それなりの語学力もあるし。証言がゆれてい
   るのは たしかですが、一貫しているところを よくよん
   で、そこに関係するかどうかみるというのも、方法論とし
   て大切なのに、それも、していない。
 >いえ、そのような事をする必要性はありません。「強制連行
  アリ派」には、まず場所によってコロコロ内容が変質してし
  まう「あやふやな証言」を歴史的事実として広めた事に対す
  る責任が生ずるはずです。・・《中略》・・訴状に提示され
  ている証言こそ、現時点で考えられる最も注目すべき証言と
  いう事になります。ではそれは本当に信用できる証言と言え
  るのか?それを基本に他の地において彼女らが発した証言と
  を照らし合わせ、資料を用いて検証し、矛盾を指摘する。西
  岡氏をはじめ、よしりんもまたこれに従って論じていますね。
  これこそが最も「(秋月さん曰く)大切な方法論」であり、
  学問的良心に沿ったものであると言えるでしょう。

 「学問的良心にそったもの」と いうのなら、証言をとったひ
とに、直接ただすのが すじだといったのです。学問というのは、
たちばにさきだって、真実をみつけることなのですから。西岡氏
が自分を「強制連行ナシ派」と規定して、「強制連行アリ派」と
あらそうというスタンスで活動しており、相手にダメージをあた
えるために疑問をだしているだけなのなら、それはそれで かま
いませんが、それなら「疑問」は「疑問」に とどめるべきで、
相手のいいぶんもきかずに 記事にすべきじゃないでしょう。
 わたしは、自分の主張していることが、こういう「疑問」に 
かかわりなく成立するとかんがえるので、自分に回答の責任があ
るとはおもいませんが、証言をとったひと、ひとりずつに、ほか
の証言とくいちがう点をどうおもうか、きくのなら、そのひとた
ちには、説明の責任があるでしょうね。その説明をきいたうえで、
さらに「疑問」をだしていく、という 反復をしながら 結論へ
とむかっていくのが、「学問的良心」というものです。

 たとえば、連行の経緯ですが、「養父に『金もうけができる』
と言われて中国へ渡り、『鉄壁鎮』で別れ慰安所へ。」となって
いたのが韓国では「養父に『金もうけができる』と言われて中国
へ渡り、『北京』の食堂で日本将校にスパイと疑われ養父と別々
にトラックに乗せられ慰安所へ。」となったのは、訴訟をおこし
た段階では、まだ、原告が その経緯をくわしくはなしたがらな
かったことに よっていると きいています。その段階では、慰
安所のあった場所として、『鉄壁鎮』とおもわれる地名の漢字が
証言されていたにすぎなかったのです。訴状に、「養父と鉄壁鎮
で別れ」と かいてあったかどうか、いま、わたしにはさだかで
ないのですが、もし そうなら、これは当時の弁護団の証言のと
りちがいでしょう。
 北京の食堂のはなしは、日本人の弁護士のききとりではなく、
韓国人の支援団体のかたのヒアリングで、やっと はなされたこ
とで、それをはなせるようになるまでには、いろいろな こころ
の整理が必要だった、そして、信頼できるききとりてが いて、
はじめて はなすことができたのだと おもいます。だから、最
初の証言では、北京は通過地としてしか登場していなかったので
す。
 それに、北京の食堂の件もそうですが、「中共軍の『密偵役』
をやったところ『スパイ容疑』で捕らえられ。」というのは、養
父のことでしょう。本人が容疑をあきらかにされて逮捕されたと
いう意味ではないと おもいますが・・・

 わたしは、疑問を直接こたえられるたちばのひとに ただして
いたら すくなくとも、いまかいたぐらいの回答は、できただろ
うし、それをふまえて自論を展開すれば、「どれかはウソだ」
なんて乱暴なかきかたはできなかったんじゃないかと おもうん
です。よしりんに したって、むかしは、こういう てつづきを
とりながら 独自の立論をしていたとおもうんですがねえ。★

 
 最後に、訴状について、コメントします。

 >>現在の韓国では一般に「挺身隊」とは軍隊慰安婦を指す。
   植民地朝鮮においても、軍需工場等に動員される「女子勤
   労挺身隊」が存在したが、「挺身隊」の名の下に軍隊慰安婦
   の狩り集めが行われた事から、「挺身隊」すなわち軍隊慰安
   婦との現在の韓国における認識を生じたのである。このこ
   とは、朝鮮人女性の人間としての尊厳を踏み躪った軍隊慰
   安婦政策が、国家総動員、勤労報国、挺身勤労を大義名分
   にして国家によって組織的に行われた事を物語っている。
   (*藤岡信勝「自虐史観の病理」文藝春秋から
    ――平林枝編「強制連行と従軍慰安婦」の訴状文引用)
 >上記の内容のほとんどがデマを基にしたものである事が今日
  明らかになっているのは周知の通り。それとあわせて高木健
  一弁護士の著作の内容を見れば、彼自身も大衆受けしやすい
  「狭義の強制連行説」に走ったのは間違いないところでしょう。

 もとにしたことが、デマであったとは、あきらかになっていま
せん。むしろ、「挺身隊」の名のもとに徴集され、「慰安婦」に
されたという被害者も でてくるようになりました。
 そのなかには、いったん勤労挺身隊として動員され、工場にい
ってから、再度連行されて内地の「慰安婦」にさせられたという
例もあり、地名も特定されているので、かなり信憑性があると、
おもっています。

 とはいえ、高木弁護士が、いまでいう、「狭義の強制連行説」
にたって、主張を展開した時期があり、その内容は、いまの研究
水準からみて乱暴なものであったのは、事実でしょう。しかし、
そのことと、訴状の構成が、いまではなりたたなくなっているか
どうかとは別問題です。 

 金学順さんのうったえのなかで、「軍による奴隷がりのような
連行にあったから補償しろ」といっているところが、どこにあり
ますか? と わたしがいったことと、わたし自身が、「広義の
強制連行」も「奴隷がり」だったと かんがえることも、同様に
別問題ですね。わたしは、これも「ドレイがり」だとおもうけど、
金学順さんの うったえは それを中心にしているわけじゃない
ということです。


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投稿後、★の段落を訂正しました。もとの文は、

      ただしてから すくなくとも、

      「どちらかはウソだ」

と なっていました。

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