つぶやき会議室

つぶやきなのに、会議室です。会議室ですが、つぶやきます。

1998/11/09(12:35) from 164.124.70.178
作成者 : 竹国友康 (takekuni@osk2.3web.ne.jp) アクセス回数 : 83 , 行数 : 98
【投稿】日本文化開放に関する『東亜日報』の記事
 竹国友康さんから、韓国の新聞『東亜日報』を翻訳されたものを
ご投稿いただきました。

 メールでの投稿を、ここに掲載させていただきます。
                     管理人 きんちょ

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1 「東亜日報」1998年10月30日

「(政府)公報室 1千名に質問 
 日本文化の開放 適切は49・8%」

国民の約半数は、政府の日本大衆文化の開放決定が時期的にみて
適切であったと評価している半面、残りの半数は、不適切である
と考えているとの報告が出た。

公報室が、さる(10月)23日に、世論調査機関に依頼し、全
国の成人男女1千名を対象として、電話による世論調査をおこな
った結果として、日本の大衆文化の開放に対し、適切であるとい
う世論は49・8%、不適切であるという意見は50・2%であ
った。

これと同じような数値は、今年3月に、文化観光部が実施した世
論調査で「絶対に開放はダメ」「開放するとしても、最大限遅ら
せなければならない」という意見が63・1%もあったことに比
べると、日本の大衆文化の開放に対する拒否感は、相対的に低下
していると評価される。

しかし、大多数の国民(91%)は、日本の大衆文化の開放によ
って、ウリ(われわれの)文化産業が影響を受けるだろうと答え、
とくに、大きな影響を受ける分野として、ビデオ(32・3%)、
出版マンガ・マンガ雑誌(19・8%)、映画(14・3%)な
どの順となると展望されている。

日本の大衆文化の開放が、ウリ社会におよぼす波及効果のうち、
肯定的な効果として は、大衆文化水準の向上(42%)、闇で
取引されていた低質な日本文化の弊害の減少(21・9%)、文
化産業の活性化(13・9%)などが数えられている。

反面、不適切な影響として、日本の大衆文化の暴力・扇情性の拡
散(40・2%)、業者間での輸入競争による経済的な浪費
(30・4%)、日本資本による文化産業への蚕食(18・8%)
などが予想されている。

したがって、われわれ(ウリ)が日本大衆文化の開放を前にして
準備すべき重点課題としては、大衆文化の水準の向上のために、
専門家の養成(39・5%)が最もおおくあげられ、つづいて、
不法に流通している日本文化の商品の取り締まり強化(22・3%)、
関連輸入競争を防止する準備(18・6%)などが指摘された。


(訳者の感想)
記者が、日本大衆文化の開放を「不適切」とする人の方が若干多
いにも関わらず、見出しを、「適切49・2%」としたところに、
この問題に対する「東亜日報」の姿勢・方針を読むことができた
ような気がします。


2 「東亜日報」1998年11月2日

「日本映画 「家族シネマ」 28日 国内初上映」

政府の日本大衆文化の開放にしたがい、日本の俳優たちが主演し
ている、日本語の映画である、パク・チョルス(朴哲洙)監督の
「家族シネマ」が、28日、ソウルのミョンボ・プラザなど、国
内のロードショウ(開封)館で上映される。

日本大衆文化開放処置により、映画の開封日程が確定されたのは、
今回が初めてのことである。

在日僑胞二世(訳者注。三世の誤り)の作家、ユ・ミリ(柳美里)
の原作小説を映画化した「家族シネマ」は、伊佐山ひろ子など日
本の有名な俳優と、在日僑胞のヨン・キジャなどが出演し、日本
現地で撮影され、日本語の台詞で進行する。制作社であるパクチ
ョルスフィルム側は、先月29日公演芸術振興協議会で、この映
画の予告編の審査を終えた後、ロードショウの日程と劇場の確定
があったと明らかにした。


(訳者の感想)
東亜日報が見出しを「日本映画」としているのは正確とはいえな
いかもしれません。記事中にもあるように、この映画の制作は、
韓国の「パクチョルスフィルム」なのですから。ただし、映画で
使われる言語は、すべて日本語だということです。いや、この映
画が、「日本映画」なのか、「韓国映画」なのかという問いその
ものを無意味にしてくれるような出来であることを期待したいと
思います。映画のなかで、父親役を演じるのは、「血と骨」で本
年度山本周五郎賞を受賞した作家の「ヤン・ソギル(梁石日)」
さんとのことです(崔洋一監督、映画「月はどっちに出ている」
の原作者)。「在日僑胞のヨン・キジャ」という俳優さんについ
て、ご存じの方がおられたら、教えてください。


訳者・竹国友康


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