つぶやき会議室

つぶやきなのに、会議室です。会議室ですが、つぶやきます。

1999/09/23(00:58) from 210.120.177.149
作成者 : 吉本 一 (kilbonil@hotmail.com) アクセス回数 : 61 , 行数 : 9
Re:Re:(2) 【転載】韓国語の「浄化運動」と日本語からの借用
> 昨日、韓国人が出張でやってきたので、夕食を一緒に取りました。
> 彼が持っていた宣伝のライターに「カロス」と書いてあるので、意味を聞きましたら「街路樹」のことでした。 私は「漢字で書いてあれば、韓国人にとってもわかりやすいのではないか」と、言いましたが、彼は「カロスと言うオトだけで、理解できるので 必要ない」と答えました。 日本人には理解しにくいですが、英語には「表意文字」が無いわけですから、彼の言うことももっともなのでしょう。

 また一筆したためます。
 たしかに、英語などにも表意文字はありませんし、韓国語でも「カロス(街路樹)」の場合は全く問題は無いと思います。
 しかし、英語と韓国語で本質的に違うのは、韓国語の場合「同音異義語」が非常に多いことです。(勿論、英語にも「同音異義語」があることはあるでしょう。) そして、日本語にも「同音異義語」がたくさんありますが、漢字を使うことで「同音」でも「異表記」になっています。ところが、韓国語の場合、ハングルだけで表記すれば「同音・同表記」になってしまいまうことが問題です。
 普段はそれほど不便を感じなくても、やはり意味をはっきり伝える為には括弧の中に漢字を入れるなどする必要の生じることがあります。例えば、私の修士論文のテーマであった「視点」とそれに関連した「時点」とどちらも、韓国語では「シッチョム」となってしまいます。たいていは文脈によって判断できるとしても、時には区別できないこともあります。その他、「現象」と「現状」と「現像」(これらは、みな「ヒョンサン」)、「前後」と「戦後」(これらは「チョンフ」)などもありますし、極端な例としては、「連覇」と「連敗」(「ヨンペ」)という全く正反対の意味を持つ単語が、ハングルでは「同音同表記」となったりします。
 こういう事態を避ける方法としては、いくつかの道が考えられます。一つは、初めから漢字を織り交ぜて使うか、あるいは基本的にはハングルだけにしておいて必要な時に漢字を入れるかです。もう一つは、あるいはそれでも徹底的にハングルだけを使うという道ですが、その場合、できるだけ漢字語は使わないようにして、固有語を多く使うようにする必要があるでしょう。この際、更に漢字語は頭音法則も無くす必要もあるでしょう。それに、固有語を多く使うことで、必然的に言葉が長くなる不利益は我慢しなければなりません。(北朝鮮の言語政策に似て来るかもしれません。) まあ、放っておいても、<長い年月>が経てば、紛らわしい同音語は互いに衝突を起こして、どちらか一方が淘汰されるとは思いますが。
 私には、どれがいいと決めることはできませんが、現在のように漢字語をたくさん使いながら、ハングルだけで表記するというやり方では、やはり時に不便さを感じることは否めません。

Copyright (c) 1998-2000 Nobreak Technologies, Inc.
If you have any suggestion, please mail to japan@nobreak.com