きんちょ先生の日記の「親しい人との会話」を読みました。僕の考えは<だ体>は、<です・ます体>に先だって教えるべきと考えています。現在研究を進めている博士論文でもこのことを明らかにしようとしています。2年生を相手の会話の授業でも、ぼくの書いた教養の教科書「キャンパス日本語」でも、少なくとも動詞においては、<だ体>が先に登場します。「食べる」→「食べない」→「食べる? 食べない?」というようにして。会話の授業では5段動詞だとかは全然教えず単に「基本形とない形との対比」の中で覚えさせようとしています。それが人間の脳にやさしい日本語教育であると思っています。つまり「る」で終わっても、「ねらない」「たべらない」とならない動詞が1段動詞であることを感覚的に習得させようとしています。
幼児の第一言語(母語)習得においては、様々な誤用が見られますが、終助詞の誤りはないといいます。だから、親密体がむずかしいと感じるのも、終助詞がむずかしく感じるのも、ぼくは<です・ます形>中心の教育の弊害だと思っています。もし今のような教育シラバスをひっくりかえして、はじめに親密体を教えていたら、親密体や終助詞はもっとやさしく感じるのではないかとぼくは思っています。
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