つぶやき会議室つぶやきなのに、会議室です。会議室ですが、つぶやきます。 |
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| 1998/06/09(00:39) from 164.124.67.133 | |
| 作成者 : きんちょ (AKIZUKI@chollian.net) | アクセス回数 : 91 , 行数 : 206 |
| 【慰安婦問題】強制連行について |
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以下は、最近、日本にきて、一部の言論での主張をしり、困惑を感じたと いう、韓国人の わかもの、★★さんへの てがみです。 ★★さんは、とくに、「従軍慰安婦」問題に関する議論のなかでつかわれ る「狭義の強制連行」「広義の強制連行」ということばが よく理解できな いと いっていたので、そのことを中心に説明したものです。 とくに あたらしいことを のべた文章ではありませんが、最近、この程 度の基本的な主張も理解しないまま、やたらと批判だけをするひとが ふえ ているようなので、この機会に、このばをかりて、公表することにしました。 この問題に はじめて ふれる ひとにも、なるべくわかりやすく かい たつもりですが、それでも、ある程度 背景になることがらを しらないと わかりにくい部分が あるかもしれません。 疑問・反論などがありましたら、このばに かきこんでくださって、けっ こうです。 ********************************** はじめまして。秋月 康夫ともうします。 ★★さんの 疑問におもった、「慰安婦」の「強制連行」ということにつ いて、まとめて ご説明したいと おもいます。最近の いろんなひとの 主張にもふれながら かきますので、すこし ながくなりますが、おゆるし ください。 ★★さんは、「従軍慰安婦」のことだけじゃなくて、強制連行された「朝 鮮人(そのころは、そう よばれていました)」の おとこのひとたちのこ とを、学校で ならったと おもいます。このひとたちも、最初は、「募集」 というかたちをとって、あつめられました。かたちのうえでは、本人が希望 して、日本にいったことになっていたのです。 でも、実際は、日本の政府が、洞や面の事務所に「◯◯人、あつめろ」と、 命令して、洞や面の事務所のひとは、いうことをきかないと罰せられるから、 しかたなく、むらをまわって、有力者に圧力をかけたりして、はたらける おとこをさがして、つれていったのでしたね。 「従軍慰安婦」も、おなじようなものでした。たしかに、軍隊がむらに はいっていって、銃をつきつけて、少女をさらっていったということは、韓 国では、なかったか、あっても すくないのです。でも、命令したのは軍隊 でした。それは、戦争をしているところに慰安所をつくったのですから、軍 隊が、「わかい おんなをあつめてくれ」と いって、戦争をしているとこ ろにまで つれていかなければ、「慰安婦」に することが できなかった からです。そのころ、船で、海外にひとをつれていくことは、軍隊でなけれ ば できませんでした。それに、「慰安婦」をつれていくときに、たいてい 軍隊のふねが つかわれたことも、わかっています。 いわゆる「自由主義史観」のひとたちが、言っていることは、「慰安婦」 をあつめるときに、軍隊がむらに はいっていって、誘拐のようにして少女 をつれていったのではないということです。 わたしは、それでも、これは日本の国家がやった、強制連行だと おもっ ています。「自由主義史観」のような 立場の ひとたちのなかには、慰安 婦問題について日本政府が責任をとらなければならないと主張する、わたし たちのような日本人が、 「強制連行」とは言い切れないので、言葉に正当性を持たせようと、 苦し紛れに考えたのが「広義の強制連行」だったのです。本来、とても 「強制連行」とは言えないのに、なんとか強制連行にしたかったのでし ょう。 などと、いった ひともいました。これは、事実とちがいます。わたしとお なじような立場のひとは、 「強制連行」とはいいきれない などとは、かんがえません。これは、強制連行だったのです。事実は、日本 の一部の評論家や学者が、 軍隊が むらに はいっていって、直接、少女たちをさらっていった ような「強制連行」が なかったから、日本政府には責任がない という主張をしたので、そういう評論家や学者のいっていることは、「狭義 の強制連行」で、もともと強制連行というのは、もっと広義のものだと か んがえなければならないと、わたしたちは いっているのです。これは、「 朝鮮人」の男性の強制連行の定義をかんがえても、あたりまえのことだと、 おもいます。 このことは、韓国政府の立場とも一致します。韓国政府は、1992年に、 『日帝下軍隊慰安婦実態調査 中間報告書』という慰安婦問題の報告書をつ くっていますが、そのなかには、「狭義の強制連行」をしたという、吉田清 治という ひとの証言についても、かいてあります。そして、今ではその証 言について、いろいろな疑問が出されていて、ほんとうかどうかわからない というのも事実です。 でも、もっと重要なことは、そのときの 報告書でも、韓国政府当局がき きとり調査をした もと「慰安婦」13名の かたの証言が 掲載されてい て、すでに、だましたり、みうりのような かたちで「慰安婦」にさせられ た ひとが おおかったことも認識していたのです。このことを 無視して、 韓国政府も「狭義の強制連行」があった(から問題だ)という立場だ と いうひとも いますが、韓国政府が、「狭義の強制連行」だけを問題に してきたというのは、資料に てらしても、あきらかな うそなのです。 軍隊が むらに はいっていって、直接、少女たちをさらっていったと いうようなことが、なかったか、とてもすくなかった ということは、韓国 で、もと「慰安婦」の かたたちが、たくさん証言をするようになって、わ かったことです。それでも、韓国や日本で、運動をしているひとの なかに は、吉田清治さんの 証言をつかって、宣伝するひとが、まだ、たくさんい ました。それをみて、日本で一部の評論家や学者が、「自由主義史観」とい う なまえで、「慰安婦」を支援する運動をしているひとたちは うそつき だと、いいはじめたのです。 しかし、吉田清治さんの 証言が ほんとうかどうかわからないとしても、 「慰安婦」のひとたちが、多くは自らの意志に反してつれていかれたことは、 まちがいありません。そして、心に深い傷を負ったことも。これは、どうか んがえても、強制連行なのです。 それから、「自由主義史観」を かがげる ひとたちのなかには、「連行 したのが業者だったので、日本の国家に責任がない」と、いう ひとがいま す。はたして、そうでしょうか。 ほかの ひとも何回もいっていることですが、 連行するときに、その最初の場面に登場したのが業者だったり、もし かしたら韓国人だったりしたから、日本に責任がない というのは、論理的ではありません。 最初に、だましたり、おどかしたりして、いえからつれていったひとは、 一番、したのひとです。証拠をのこさないように、きたない仕事は、したの ひとにさせたのです。でも、おおくの もと「慰安婦」のかたが証言にも、 日本人の記録にもあるように、つぎに つれていかれた ところには、日本 の軍人がいて、そこから、軍の特別な許可や命令で ふねにのったり、鉄道 で国境をこえたりして、軍の管理する場所にまでつれていかれ、軍人だけが 利用する「慰安所」で、日本軍のために、性のあいてを強制されたのです。 「自由主義史観」の ひとたちは、たぶん「慰安婦」に させられた ひ とたちが、最初に つれていかれた場面だけは、日本の役人や軍人が命令し てやったという、たしかな証拠がないので、その場面だけを問題にしている のでしょう。「慰安所」のなかで、日本の軍人たちが どのような暴力をふ るっても、最初に つれていったのが 軍人や日本の役人でなければ、日本 の国は責任をとらなくていいと、いっているのです。★★さんは、そのこと に納得できますか? わたしは、それはへんだと おもいますけど。 「自由主義史観」のひとたちは、慰安所が、政府にみとめられた売春宿の ようなものだと、かんがえているようです。しかし、実際の「慰安所」は、 そのころの売春宿よりも、ひどいものでした。そのころの日本の法律では、 公娼制といって、警察に登録したひとだけが、合法的に売春宿を経営できた のですが、売春をする女性は、売春をしたくなければ、借金があっても、売 春をやめる自由がなければならないことになっていました。その法律は、あ まりまもられていなかったかもしれませんが、たとえ借金があっても、親が 業者にうったのだとしても、自分の意志でないのに「慰安所」に つれてい かれた女性たちを解放しなかったのは、法律に反しています。軍隊は、「慰 安所」を直接経営していたり、あるいは、軍隊がいるところで経営の許可を あたえていて、しかも、自分たちが専用に「慰安所」をつかっていたのです から、法律に反することがあるのを しっているのに、「慰安所」をつくり つづけました。そして、女性たちの身体を拘束し、おかしつづけたのは、業 者ではなくて軍隊じしんなのです。 このように、強制連行が、「狭義」であろうと、「広義」であろうと、そ んなことに関係なく、日本政府は、もと「慰安婦」の被害者たちに対して、 責任があります。これは、たとえば、くにの 政策でつくられた 企業が、 公害をだして、公害をださないように監督しなければいけない責任がある政 府が、それをしっていても無視していたうえ、生産を続けるように命令して いたことがわかれば、被害者に国家補償をしなければならないのと、おなじ です。日本政府は、わるい業者が、だまして強制連行していることを しっ ていて、そのような業者と契約をつづけ、さらに何人も「慰安婦」をつれて くるように 命令しつづけ、いちど つれてきた「慰安婦」は、なにをうっ たえても、解放しなかったのですから、いちばん わるいに きまっている のです。 どうか、このことは、しっかり、認識してほしいと、おもいます。 そのうえで、★★さんにいいますが、ある日本での生活のながい韓国人の 評論家がいったという、 掘り下げてみれば、韓国人でも戦々恐々としているのが居るはずだ! 何しろ業者の多くは韓国人だった。ある意味一番事実を恐れているはず だ。 という はなしには、ただしい部分があると いわなければなりません。 でも、慰安婦問題というのは、日本人と韓国人のどちらがわるいかを き めるための問題ではないはずです。韓国人にも、わるいひとがいたというの は、ある意味では、あたりまえのことです。もし、そのころの韓国人が全員 「愛国者」だったら、日本が戦争にまけるまえに独立していたか、全員しん でいたでしょう。だからといって、これは韓国人の はじではありません。 どんな民族でも、命の危険にさらされたときに、しんでもいいからたたかう ということができるひとは、全部ではありません。もし、そんなことをした ら、よわいひとたちから、最初にしななくては ならなくなってしまいます。 親日派がたくさんいたからといって、事実をおそれる必要はないのです。民 族の教育どころか、ことばまでうばって、「おまえたちは日本人だ」と教育 したのが、日本の植民地支配だったのですから。 反対に、日本人も、自分のくにが、わるいことをしたという事実から、め をそらすべきでは ありません。たとえ、自分たちのくにが、かつて歴史上 まれにみるような、戦争犯罪国家だったとしても、それを反省し、これから どのような くにを つくっていくかで、いまの 日本人の価値が きまる のだということを、しっかりと 自覚することが 大切です。それが でき るかどうかで、わたしたちは むねをはって いきることが できるのです。 おかしな りくつで、責任のがれを するひとがいなくならないから、わた したちは、いつまでも はずかしい おもいを しなくてはならないのです。 自分たちの くにの まちがいを すなおに みとめる つよさをもつこ とが、ほんとうの プライドでは ないでしょうか。 いま、韓国で必要なのは、親日派をみつけて処罰することではなくて、被 害者の尊厳を回復するために、日本による植民地支配の罪悪をはっきりさせ て、そのなかで、ひとりひとりの罪と罰を位置づけることでしょう。 そして、「韓国人に売国奴がいたから、日本政府には罪がないと」いうよ うな、卑怯な議論をしないことが、日本人に最低限、もとめられている態度 だと思います。 |
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