つぶやき会議室つぶやきなのに、会議室です。会議室ですが、つぶやきます。 |
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| 1998/06/16(01:51) from 143.90.207.230 | |
| 作成者 : スグル (series@anet.ne.jp) | アクセス回数 : 72 , 行数 : 87 |
| Re: 労働力動員と慰安婦徴集での強制連行 |
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こんにちは、スグルです。反論読ませていただきました。順序が変わりますが、まず最初に指摘しておきたいのはこの部分。 >「広義の強制連行」を「強制連行」とよぶことについての >反論にはならないでしょう。男性の場合にも、そうよばれ >てきたのですから。 確かに僕は「広義の強制連行」を「強制連行」と呼ぶことに反感を持つ人間です。しかしここで反論したのはそんな事ではありません。「呼ぶこと」については秋月さんの主観の問題ですので(もちろん後で反論はしますが)。僕は前の投稿の中で >これらを「強制連行」と定義する事は全く構いませんが、 >ここから「軍の責任」へと話を発展させるのはあまりに飛 >躍が激しいと言わざるを得ません。(*6/11スグル) こう書いています。文脈を見てもらえれば明らかだと思いますが、僕は秋月さんに対して「『強制連行』という言葉の定義で両者を同一視してはいけない」と言ったのではありません。 秋月さんは「両者は、法律や公権力の執行によって徴用されたものではないけれども、国家がしくんだ かりあつめであったという意味で、『おなじようなもの』」と言っておられますが、少なくとも★★さんへの手紙の内容からではとてもそう取ることは出来ない、読み手に対して誤解を招く可能性がきわめて高いのです。僕が反論した理由はここにあります。 徴用や徴兵はまさしく国家権力が「国民の義務」として実施したものです。しかし慰安婦は徴用・徴兵とは違い、国家権力で集めたものではないという事、つまり「徴兵・徴用」と「慰安婦徴収」の両者は質が違う、「徴兵・徴用に対する軍の関与と慰安婦に対する軍の関与は内容からして別物」だと言っているのです。秋月さんの手紙からだとそれらを含めて同一視しているように取れるのです。 >わたしが ここで指摘したかったことは、もともと日本の >教科書でも韓国の教科書でもかかれていた、「朝鮮人の強制 >連行」というのは、法律や公の命令に直接の根拠をおかな >いけれども総督府などの日本の公権力がふかく関与した強 >制的な徴集のことなのではないかということです。 おそらく現在の日本の教育ではそこまで意図的に拡大された解釈は使われていないと思います。それは以下のような感じです。韓国については後で書きます。 >「連行」の場面で、「日本軍による主導のもとで強制的に狩 >り集めて、拘束した」のではないだろうということは、男性 >の徴用についても同様です。 と言っておられますが、徴用に関しては、特に中学校の教科書などでは >===強制連行のようす=== >町を歩いてる者や、田んぼで仕事をしている者など手当りしだ >い、役に立ちそうな人はかたっぱしから、そのままトラックに >乗せて船まで送り、日本に連れてきた。徴用というが、人さら >いですよ。(『朝鮮人強制連行の記録』より) >(*大坂書籍「中学社会」歴史的分野から引用) このような過激な記述で紹介されています(他に徴兵とセットにされた記述もあります)。やはり世に認識されている強制連行とは、イメージ的に「奴隷狩り」なのではありませんか?こういった記述を目にした中学生が一般に「強制連行」という言葉に対してどんな印象を持つ事になるかは、容易に想像できると思いません??しかも中学校ではそれこそ限られた短かい時間の中でアジア支配を学び、何十万人も虐殺したという前提のもとで授業を進められます。普通に授業を聞いてれば「強制連行は奴隷狩り」と認識して終わりですよ。 >(ただし、ここでいう「日本軍の主導」の意味解釈について >は、留保します。「連行現場の指揮をとる」という意味なら、 >異議はありませんが。) それを外されたら核心部分が曖昧になって議論になりません。その部分を留保して「背後で軍が糸を引いていた」という都合のいい解釈を披露することは「日本軍=悪」という印象を与えるだけのイメージ操作にすぎません。 >男性の徴用がのちに「義務として制度化」(正確には、適用 >されないでいた法規の全面適用)されたのに対して、「慰安 >婦」の徴集が最後まで、秘密裏にすすめられたというのは、 >そのとおりで、これは、はっきりしたちがいです。ですから、 >なおさら、「慰安婦」の徴集は、「徴用」ではなくて「強制連 >行」と よぶべきだということに なるのですが。 (何だかんだ言って結局両者共に「強制連行」になっちゃうんですよね…)最初に言いました通り、僕は前の投稿で「呼ぶこと」について言及したのではありません。僕は秋月さんの手紙の内容をうけて「両者『そのもの』を同一視してはいけない」と反論しただけです。「秘密裏にすすめられた」というのは具体的にどういう事ですか? >そして、そのようなことは、韓国でも ひろく認識されて >います。「慰安婦徴用令」などという法律があったなどと議 >論するひとは まず、いません。 本当にそうでしょうか?韓国では徴兵・徴用を始め慰安婦までもが国家総動員法によって、日本が国家権力で直接的に狩り集めたという認識が定説になっています。 いわゆる「被害国」とされる韓国でも秋月さんの言われるような意図的に拡大された解釈は使われておりません。最近出版された藤岡信勝氏・井沢元彦氏の共著「NOといえる教科書」に独立記念館のVTRと韓国の中学校「国史」国定教科書の内容について翻訳が載っています。そこから該当部分を引用します。 >日帝は国家総動員法を公布し、16歳以上の女性は、国家の >ために我慢しながら仕事しなければならないという名目で、 >慰安婦の国家的使命がはじまった。 >(*韓国独立記念館「従軍慰安婦」VTRナレーションから) > >韓国人が強制徴用され、鉱山か工場で働かされた。そして、 >強制徴兵制と学徒支援兵制度を実施した。そのため、韓国の >青年・壮年が戦線で犠牲となった。このとき、女性も挺身隊 >という名前で日本軍の慰安婦として犠牲にされることもあっ >た。(*中学校「国史」国定教科書から) 翻訳した人物のニュアンスにもよると思いますが、韓国では徴兵・徴用と慰安婦が無条件で同一視されているのが明らかです。秋月さんがおっしゃるような「本人の意思に反した」「国家に直接の根拠を置かないもの」などという生易しい認識ではありません。特に教科書で慰安婦と挺身隊が完全に混同されてしまっているところから見て、国民的義務として強制を受けたように認識している事もまた明らかでしょう(VTRの内容も「挺身隊=慰安婦」の混同による錯誤と思われる)。そしてこれを「歴史的事実」として国民に「教育」しているのです。 秋月さんの認識される「強制連行」は一般に日本や韓国で流通している「強制連行」の認識とはかなりかけ離れたものと言えるのではないでしょうか。 >慰安婦問題の記述を教科書から削除しろと主張するひとたちの >なかには、教科書の記述が「慰安婦は強制連行(狭義の)され >た」という誤解をあたえるということを主張し、「実際の教科書 >の記述に"強制連行"とはかいていないじゃないか」との指摘 >をうけると「朝鮮人男性の強制連行の記述のあるところに つ >づけてかかれている」などと いうひとがいたからです。 僕はなぜ「実際の教科書の記述に"強制連行"とはかいていないじゃないか」などというおかしな反論がまかり通ってしまうのか全く理解できません。現在慰安婦の記述は朝鮮人の強制連行の一環として登場し、徴兵・徴用ともセットで教えられます。反論が出ていることも知らされず、判断材料を持たない中学生にとっては誤解を招くことは必然だと僕は考えます。 それに慰安婦の記述を削除すべきだと主張する人は、上記のような単純な論で削除を要求しているのではありません。きちんとした根拠のもとで論じています。証拠不充分な慰安婦問題を安易に教科書に載せることは、「義務教育諸学校教科用図書検定基準」に違反しているという事です。教科書には、誤解を招くような表現、一面的な見解を十分な配慮なしに取り上げた記述、未確定な時事的事象の断片的な記述、心身の発達段階に適応しない記述は、あってはならないのです。 長々と書いてしまいました。読みにくかったらごめんなさい。ではまた。 |
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