つぶやき会議室つぶやきなのに、会議室です。会議室ですが、つぶやきます。 |
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| 1998/06/20(01:29) from 164.124.67.167 | |
| 作成者 : きんちょ (AKIZUKI@chollian.net) | アクセス回数 : 55 , 行数 : 126 |
| 【慰安婦問題】バカボンのパパのような3段論法か |
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バカボンのパパのような3段論法か わたしが「【慰安婦問題】強制連行について」と題してこ こに投稿した文章について、おなじ この場で反論がありま した。ここでは、前回につづいて、小林よしのり氏が、「バ カボンのパパのような乱暴な3段論法」と表現した議論に関 して、かんがえてみます。 投稿された反論に即して引用すると、つぎの部分になりま す。 実際に業者がダマしたり、借金で縛って連れてき たケースはあるとおもいます。しかしそれはいつの 時代も貧困の中で生まれる悲劇であり、日本の責任 を問えるものではありません。これらを「強制連行」 と定義する事は全く構いませんが、ここから「軍の 責任」へと話を発展させるのはあまりに飛躍が激し いと言わざるを得ません。1年前によしりんが43 団体への反論として新ゴー宣でこう示していました よね。 >「軍の関与はあったのだ」 >「強制連行もあったのだ」 >「だから軍の強制連行はあったのだ」 >などというまるでバカボンのパパのような乱暴な >3段論法は成立しない。 (*「新ゴー宣」第32章より) この前段の部分(「いつの時代も貧困の中で生まれる悲劇 だ」)については、この前の投稿【「強制連行」と軍・政府 の責任】で すこしふれておきましたが、ここでは、小林よ しのり氏の反論にしぼって、わたしのかんがえを のべるこ とにします。 そもそも、小林よりのり氏は、『新ゴーマニズム宣言』の なかで、 一番の問題は「強制連行はあったのか?」 「あった」証拠はない! なかったとしか思えない! と、かいていました。うえのように、「業者による強制連行」 と「軍の(いい)関与」をみとめたのは、福岡の市民団体を 中心とする43団体の抗議があったあとです。 このようにいっても、よしりんのファンたちは、小林より のり氏のかんがえが 修正されたのではなく、かれは はじ めから「狭義の強制連行」を問題にしていたのに、43団体 が それを理解していなかったのがいけないのだと かんが えるかもしれません。しかし、この43団体の抗議に直接か かわった立場で いわせてもらうと、この抗議以前の記述で は、軍が直接おこなった暴力的な連行以外の強制連行も否定 され、軍の慰安所への関与も、健康診断や渡航切符の発行程 度であったとしているように うけとれました。そのことが、 多少なりとも(わたしたちからみて)「修正」されただけで も、抗議してよかったと おもっています。 とはいえ、小林よしのり氏は、「強制連行」と「軍の関与」 をみとめるかわりに、「そんなことは はじめからわかって いる」といいたげで、反対に43団体の抗議をちゃかす態度 にでました。そのひとつが、この うえの「バカボンのパパ の三段論法」の くだりです。 わたしからみると、おなじ「慰安婦」について「強制連行」 と「軍の関与」があれば、軍が強制連行にも関与していると かんがえるのは そんなに不自然な思考ではありません。そ う かんがえられないとしたら、可能性は、つぎの ふたと おりしか ないでしょう。 1.「強制連行」をうけた「慰安婦」と「軍の関与」のあっ た「慰安婦」が、完全に別の存在だった。 2.「軍の関与」が、「強制連行」とは無関係な「関与」だ った。 ところが、「強制連行」も「軍の関与」も、「慰安婦」の ほぼ全体に およんでいたのです。 ここに、100個のくだものがあったとしましょう。この うち、80個があかくて、80個がリンゴだとすると、すく なく みつもっても、60個は、あかいリンゴがあることに なります。これと おなじことで、1.の議論は、まず な りたちません。「強制連行」されて「軍の関与」をうけた「 慰安婦」は、客観的にも相当数の存在が推定されて、ちゃん と証言と一致するのです。 それでも、くだものがあかいことと、リンゴであることと は、因果関連がないから、あかいのはリンゴであるせいでは ないと いうことはできます。それが、2.の論理ですね。 しかし、「軍の関与」と「強制連行」には、おおきな関係 があります。いったい、「軍の関与」がなかったら、「強制 連行」は成立したでしょうか。 「慰安婦」に軍が関与したといえるのは、かのじょたちが 軍の「慰安婦」だったと いえるからです。いまや、軍が計 画的に慰安婦を設置したことを うたがうひとは、ほとんど いません。では、このような「慰安所」設置の計画がなくて も、かのじょたちの「強制連行」がありえたと いえるでし ょうか? ふつうにかんがえれば、NOです。 いくら悪質な業者がいたとしても、うりこむさきがなくて は、「強制連行」をしないのです。「当時は公娼制があった」 というひとも いるかもしれませんが、当時の朝鮮の公娼制 についても、ちかごろ すこしずつ研究がされてきていて、 日本の支配下で、ヤミ売春が徹底的にとりしまられるなかで、 権力の管理下にある公娼制がしかれていったことが 解明さ れつつあります。すると、これら「悪質な業者」たちも、日 本軍のうしろだてでもなければ、ほとんど ひあがっていた ことだろうと かんがえられます。「慰安婦」をつくるとい う日本軍の事業がなければ、被害者たちが「強制連行」をう ける可能性は ほとんどなかったでしょう。 このように、軍が「強制連行」の原因をつくったとしても、 実行行為には くわわっていないと いうひとも いるかも しれません。しかし、軍は、原因をつくるだけではなくて、 「強制連行」の結果、つれてこられた女性たちを「慰安婦」 にした当事者です。そして、「強制連行」がなければ、ほぼ 確実に成立しない、「慰安所」設置の計画をおしすすめまし た。つまり、軍の「慰安所」設置の計画が、「強制連行」の 必要条件であり、「強制連行」も、この計画の実現の必要条 件だったのです。ふつう、わたしたちは、このような関係に あるものを「一体である」と よぶのではないでしょうか。 両者が一体であるかぎり、「バカボンのパパのような3段 論法」は、みごとに成立すると、いわなければなりません。 「軍の関与」をうけた「慰安婦」の「強制連行」は、まさに、 「軍の強制連行」だったのです。 |
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