つぶやき会議室つぶやきなのに、会議室です。会議室ですが、つぶやきます。 |
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| 1998/06/24(00:07) from 164.124.67.131 | |
| 作成者 : きんちょ (AKIZUKI@chollian.net) | アクセス回数 : 81 , 行数 : 170 |
| Re^4: 労働力動員と慰安婦徴集での強制連行 |
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秋月です。土・日に福岡にいっていて、なかなかスグルさ んに お返事が かけませんでした。すみません。 いったん、すべての論点にわたって 返事をしようとして みたのですが、以前にかいたことと 重複してしまいそうな ので、あたらしい論点にしぼって、できるかぎり簡潔にコメ ントしたいと おもいます。 まず、最初のところで、スグルさんは、 >それは誤解です。僕は「朝鮮人男性の強制連行」を奴隷狩 >りとイメージしてはいませんよ。それに「自由主義史観」 >を代弁したつもりもありません。 と、かいていらっしゃいます。スグルさんが「自由主義史観」 を代弁したつもりがないというは、ご本人の弁ですから、ス グルさんの立場のとりかたを最大限尊重しようと おもいま す。今後、「自由主義史観」とスグルさんの論の同一視につ ながるような いいかたは なるべく さけて はなしをつ づけていきます。 ついでといってはなんですが、わたしも この場で、なん らかの集団のたちばを だいべんしているつもりは ないの で、そのへんのところ、ご了解くださいませ。 それにつづくところを よむと、スグルさんはどうも、わ たしの最初の投書の 実際は、日本の政府が、洞や面の事務所に「◯◯人、 あつめろ」と、命令して、洞や面の事務所のひとは、 と いうところに反応したようですね。「慰安婦」のばあい は、このように「日本の政府が命令」したのではないだろう ということが、スグルさんの主張の最大のポイントのように おもいます。 ところが、わたしは、スグルさんが「誤解を招く事になる」 と いうことは、誤解なんかじゃなくて、まさにわたしのい いたいことで、「慰安婦を◯◯人、あつめろ」という指令は、 それを必要とする軍からでていたとかんがえて、そう主張し ているのです。法的手続きがふまれていないところは徴兵令 の適用とはちがいますが、命令した主体が軍であることを、 わたしはうたがっていません。 この件に関して資料としてでてきているのは、今のところ 内地からの召集の例のようではありますが、軍が内務省・警 察に徴集(とりしまりではありませんよ)への協力をもとめ、 内務省が人数を府県にわりあてている文書もでています。台 湾からのおくりだしで、「軍の要求により」おくりだす女性 たちのあつかいを 総督府から外務大臣にたずね、旅券にか えて「軍の証明書」によって だすようにしろとの指示をう けたという、文書も のこっています。 連行の方法まで指示したかどうかは わかりませんが、連 行するように指示したのが軍であるのは まちがいないとこ ろでしょう。 「奴隷がり」というのは、連行の方法についていうことで すから、「主語」がだれであっても そういうことはできる とおもうんですが、「慰安婦」の場合で、その「奴隷狩り」 の「主語」をいえといわれれば、わたしの定義にしたがって いえば、 1.法的手続きをふまずに、あつめられている については、軍と業者の両方がそれを承知してやっていただ ろうし、 2.“だまし”や権力を背景にした圧迫などの、強制がは たらいている は、おもに業者がそうしただろうし、 3.いちど連行されたら、あとから抗議しても解放されな い は、おもに軍がそのようにしたといえます。 大事なことは、この3つが おぎないあって、強制連行と いう ひとつの行為が完成しているということです。 わたしが、「強制連行」について、「法律や公の命令に直 接の根拠をおかないけれども総督府などの日本の公権力がふ かく関与した強制的な徴集のこと」と定義したのは、別に、 「奴隷がり」ではなかったと いったことにはなりません。 ですから、 秋月さんに質問したいのですが(これはあくまで1 つの例ですが)、奴隷狩りのような強制連行を徴兵・ 徴用とセットにして授業を進められれば、はたして 中学生は「強制連行」という言葉に対してどんなイ メージを持つことになるでしょう? そしてそれに 続けて慰安婦を紹介されればどう認識する事になる でしょう? 秋月さんのおっしゃるような「法律や 公の命令に直接の根拠をおかないけれども総督府な どの日本の公権力がふかく関与した強制的な徴集の こと」という拡大した認識を持ってくれると思いま すか? と きかれましたが、これには「わたしの定義したような奴 隷がりのような強制連行をイメージしてもらえるだろう」と、 こたえるしかないでしょう。 これには、スグルさんにも誤解があるようなのですが、「 朝鮮人男性の強制連行」も「国民の義務として兵士になるこ とや労働に従事することを強要された」とは いえないとこ ろがあります。徴兵令と徴用令の朝鮮への適用は、1944 年になってからですから、それまでは、形式的には本人の意 思による応募ということになっていたのです。それが、実の ところ本人の意思に反したものであったことが、問題になっ ていると いわなければなりません。 実は、戦後日韓協定の交渉などで このことはしばしば問 題になったことで、日本側が徴兵令と徴用令の適用以前の徴 発を強制とみなさなかったことに対して、それらが「自由募 集」といいながらも あらかじめ人数をわりあてた計画的な 動員だったことなどから、韓国では従来から志願兵や「募集」 「官斡旋」による徴用をも強制連行とみなし、主張している のです。 独立記念館のナレーションについては、紹介された訳文は どのような解釈をしてもへんなところがあるので、再確認す るまでコメントできませんが、韓国の中・高の教科書で、「 名目で」とかかれているところには、このような事情がある と かんがえなければなりません。 「志願兵」という「名目で」ひっぱられたというのは、実 は自由意志での志願とはいえない例があったということだし、 「徴兵令・徴用令」とかかずに「徴兵制・徴用制」とかいて いるのも そこにふくみをもたせているのです。だから、「 挺身隊」という「名目で」ひっぱられたということも、その 内実が「勤労挺身隊」とはちがっていたと かんがえている からなのです。 しかし、ここには誤謬もあります。「挺身隊」と「慰安婦」 を「名目」と「内実」の関係だとするのは、両者を同一視し ていないということでありながらも、すべての「慰安婦」が 「挺身隊」という「名目」であつめられたという認識じたい が ただしくないのです。わたしが「混同」とかいたのは、 このことです。これは、「挺身隊令」の適用で「慰安婦」に なったと混同しているということではなく、「挺身隊」を名 目につかった「慰安婦」あつめと、ほかの手段での だまし や脅迫などとを混同しているということだと いってもいい でしょう。 ただし、ここでのべたのは、韓国政府や教科書執筆者たち の認識のレベルについてであり、マスコミのレベルはもっと ひくい 場合があります。92年のこととはいえ、スグルさ んが まえの投稿の最後にふれた、韓国マスコミによる「小 学生まで慰安婦にさせられていた!」という おおさわぎは、 もっと単純な「挺身隊」=「慰安婦」という図式によるもの でしょう。ただ、それが改善されてきていることは、まえに もかいたとおりです。 なお、「女子勤労挺身隊」というものは、国家が計画的に あつめたものとはいえ、徴兵令や徴用令のように令状一枚で ひっぱっていけるような制度は最後まで適用されていません。 >わが民族の青年たちは、志願兵という名目、ある >いは徴兵制と徴用制によって日本・中国・サハリ >ン・インドシナなどへ強制動員されて命をおとす >一方、女性たちまでもが挺身隊という名目でつれ >さらわれ犠牲になった(*韓国高校教科書) 上記のように書いてあるわけでしょう。教科書記述 を見る限り「命をおとす一方、女性たち『までもが』」 と続けているところから、完全に(教科書で言えば 「青年の」)徴兵・徴用と同一視しています。この 錯誤がある限り「国民の義務」として強制を受けて 犠牲になった、と認識しているとしかやはり取れま せん と いうのは、そのへんのことをしっていれば なりたたな い議論でしょう。「命をおとす一方、女性たち『までもが』」 と つづくのは、「慰安婦」たちもが 命をおとしたのだと 解釈するのが自然です。徴兵や徴用にも、「志願兵」という 名目での強制があったように、(自由応募の)「挺身隊」と いう名目でのだましがあったと とるのが、一般的な解釈だ ろうと おもうのですが。 |
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