今回は、6月20日の新聞記事を紹介します。
この ばでの 「慰安婦問題」の論議でも、歴史教育の現状が問題になりましたが、
それとも関係しているので、訳出することにしました。
任那日本府は一種の交易まどぐち
韓日歴史教科書シンポジウム
“日本=倭寇=海賊 朝鮮=文化先進国”
図式的わくぐみから ぬけださねば
任那日本府の実体は はたして なんなのか。従来の日本側の
主張のとおり 日本の加耶支配を意味するものだろうか。 韓国
と日本の歴史学界のあつい争点のひとつである任那日本府説。
これを専門学者たちはどのように理解し、また どのように おし
えているのか。利害関係にとらわれて意図的に歴史を歪曲して
は いないのか。
(1998年6月)19日 ソウル市立大国際会議室で ひら
かれた
韓日歴史教科書シンポジウム「歴史研究の動向と歴史教科書の
叙述」は 韓日関係史にかんする研究と教育の実態を客観的に
分析しその改善方向を模索する ばであった。韓日歴史教科書
研究会主催、ソウル私立大後援。
今回のシンポジウムは韓日関係史を侵略と抵抗という単純な
論理で理解してきた一部の偏向した視角を克服することに焦点が
あ てられた。
特に日本歴史教科書の内容だけを問題にとして 韓国の歴史
研究および教育にたいする冷徹な批判をおろそかにしてきた
この 間の慣行にたいする自省のこえも たかかった。きm`てしk
ほn- いk大学教授は 主題発表論文『国内学界の古代韓日関
係史研究動向−任那問題を中心に』をつうじて 「問題の任那
日本府は日本の韓国支配を意味するものではなく 一種の交易
まどぐちだというところに意見がまとまりつつある」とし、「6世紀中
盤 加耶の滅亡と関連した動態的研究が必要だ」と指摘した。
日本の やまざき・まさとし国学院大学研究員は『古代日韓史に
関する日本の研究動向』で「最近日本でも任那日本府を日本の
加耶支配とみる見解が修正されている」と紹介して「加耶の独自
の歴史と文化、政治的主体性を重視した研究がふえてきている」
と説明した。
い.う`て ソウル市立大教授は『中・高等学校 教科書の韓日
関係史叙述』をつうじて 度をこして韓国の優越性を強調して
きた韓国学界の偏向した視角を批判した。氏は「韓国が日本へ
文化を伝播ししたことを恩をほどこしたような次元でみるのでは
なく、 当時の地政学てき与件と政治的状況から うごかしがた
い当然の結果でもありえたという事実に注目しなければならな
い」と強調。
「韓国歴史教科書の近世韓日関係史叙述」という論題で発表
し た ,Hぃょn,みょ~`ちょl ,そ~.す工業高校
教諭は “日本=
倭 寇=海賊、朝鮮=文化先進国”の 図式的わくぐみから ぬ
けださなければならないと力説した。そうでなければ韓日関係の
変化相をとらえることができないという 愚をおかしかねないと
いう指摘だった。 (1998.6.20)